明けましておめでとうございます。
今年もTBL投資アカデミーと本メールマガジンをよろしくお願い致します。
大発会となった2016年1月4日の 東京株式市場は大幅に反落しました。
新年早々、中国からの影響を大きく受けました。
終値は前営業日比582円73銭(3.06%)安の1万8450円98銭でした。
2015年末の米国市場の株安に加えて、
急落して今年初めてのサーキットブレーカーが発動された上海市場の影響を受けて
急落することで今年の相場を始めることになりました。
2016年も底固い展開を見込んでいますが、
外部環境を考慮すると前半は上げにくい動きが想定されます。
年末のニューヨク市場は軟調な動きになりました。
年末ダウの動きはは12月30日が前日比-117ドルの17,603ドル、
12月31日が-178ドル17,425ドルでした。
原油先物相場が下げていたことや、
12月のシカゴ購買部協会景気指数が市場予想より大きくに低下したことで
投資家心理が冷え込みました。
大発会を迎えて、世界主要市場の中でで始めての相場オープンになった
日本市場は米国相場・中国市場の急落を受けて
大きく下落して始まりました。
2015年12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表結果は
低調な動きで、 中国市場が大きく下落、ほぼすべての銘柄に売りが広がりました。
中国市場は今年からサーキットブレーカー制度(*)が導入され、
早速4日に発動されることになりました。
午前中の下げ幅を500円台付近で止めて日経ですが、
下値では押し目買いが入るいつもの動きと違って、
売りが売りを呼ぶ格好で600円以上下げる場面まで演出した後は
少し値を戻す形で引けました。
今週中の動きは方向感をつかみづらい持ち合い相場になることが予想されます。
8日には注目度が高くなる雇用統計の発表が控えていることや、
やはりつかみづらい動きを繰り返している中国市場の動きが
変動性を高めると考えています。
個別銘柄に対する物色が中心となるため、市場全体の流れで勝負する方には
辛い場面が続くと思いますが、
2016年の基本目線は引き続き「買い」と判断していますので、
下げすぎの際は「安値で拾う」チャンスだと捉えてください。
では、2016年もエンジン全開でまいりましょう!
■各市場の動き
日経平均:18,450.98 -582.73 -3.06%
NYダウ(ドル):17,425.03 -178.84 -1.02%
ドル(円):119.40-50 -1.01円高 -0.84%
ユーロ(円):130.08-12 -1.58円高 -1.20%
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*相場の常識 VS 非常識?
サーキットブレーカー
本日から中国市場に導入された制度。
- CSI300指数が5%上昇または下落した場合、
サーキットブレーカーが発動され、
中国のすべての株価指数および株価指数先物が15分間取引を停止される。
- CSI300指数が7%上昇または下落する場合
その日のすべての銘柄・指数先物の取引は停止される。