2016年2月24日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比136円26銭(0.85%)安の1万5915円79銭でした。
原油安を背景に米国株が下げたことや
円高が進行したことで投資家心理が継続して後退しています。
市場は1万6000円を挟んで持ち合いを続けることで
わかり展開が続いています。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は反落になりました。
ダウ工業株30種平均は反落で、
前営業日比188ドル88セント(1.1%)安の1万6431ドル78セント、
ナスダック総合株価指数は反落して 、
前営業日比67.024ポイント(1.5%)安の4503.583で取引を終えました。
原油先物市場が回復したことが投資家心理を改善させました。
サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が減産を否定する発言をしたことで
原油市場の先行きに対する不透明さが広がり、
先物市場が4%以上下落しました。
資源関連株を始め、金融株にも売りが広がり市場全体を抑え込みました。
日本市場は原油安で米国市場が下げたことを受け、
売りが先行して始まりました。
米国市場の要因意外に
1. 為替市場で一時111円台に再び突入した円高
2. アジア市場も全体的に軟調な動きになる
3. 今週末に上海で開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に備えて
様子見ムードが広がった
などが加わり、300円の下げ幅まで進む場面がありました。
しかし、下値を売り込む動きも見られず、
下げ幅を縮小させながら引けました。
終わってみると1万6,000円台を挟んで上下する
動きが続き、本日は1万6,000円を割り込みました。
上下ヒゲ付きの小陽線になり、迷いが続いていることが伺えます。
今週末の G20に期待している雰囲気ですが、当面はマイナス材料が多いなか
ポジティブな発表がある場合でも積極的に上げていくのが
難しい形です。
当面は材料をみつける物色相場が続き、
上げていくには2/16,18,23の3日間で高値が一定のところで止まっているところを
ぬけだして上に行くことが必要です。
方向感のない展開で利益を取ることが中々難しい状況なので、
しばらくは我慢の時期が続くと思って頂くことがよいでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆2323億円、
売買高は22億530万株でした。商いが冴えないのは続いています。
東証1部の値上がり銘柄数は767、
変わらずは133銘柄でした。
■各市場の動き
日経平均:15,915.79 -136.26 -0.85%
NYダウ(ドル):16,431.78 -188.88 -1.14%
ドル(円):112.02-04 -0.11円高 -0.10%
ユーロ(円):123.32-40 -0.44円高 -0.36%