2016年2月29日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比161円65銭(1.00%)安の1万6026円76銭でした。
円安・ドル高が進むことで、買いが先行して始まりましたが、
中国市場が冴えない動きになったことや円安・ドル高が一服したことを受け
反落、大きな振れ幅を見せながら下落して引けました。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は下落と3日続伸、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は下落して、
前営業日比57ドル32セント(0.3%)安の1万6639ドル97セント、
ナスダック総合株価指数は3日続伸して 、
前営業日比8.268ポイント(0.2%)高の4590.473で取引を終えました。
2015年10~12月期の GDP改定値が 上方修正されたことを受け
朝方は買いが先行しましたが、
原油市場が下落に振れたことで反転、小幅な下落に終わりました。
日本市場もG20の積極的な支援などの決定と
好調な米国経済指標、円安傾向などを背景に買いが先行して125円高くスタートしました。
上げ幅を250円まで拡大した後は、
月末で利益確定を急ぐ動きや、円安基調の一服、
中国市場の冴えない動きで後場途中から下げに転じ、
161円安で本日の取引を終えました。
テクニカル的には25日移動平均線が意識され、
2営業日連続で25日線まで進んでは戻して大きく陰線を作る動きが続いています。
株価のサイクルと心理から判断する場合、
ここで上か下かの決定を待っているのがわかります。
ここから安値を切り下げて下に行くと、下降サイクルの
最後に当たる暴落局面になるので、軽率な買い行動は
控えるようにしましょう。
資金を保ちながら、軽くさげのトレンドが続く銘柄の
空売りを交えていきます。
■各市場の動き
日経平均:16,026.76 -161.65 -1.00%
NYダウ(ドル): 16,639.97 -57.32 -0.34%
ドル(円):112.86-88 -0.01円高 -0.01%
ユーロ(円):122.88-92 -1.93円高 -1.55%