2016年3月16日の東京株式市場は続落しました。
終値は142円62銭(0.83%)安の1万6974円45銭でした。
東証1部の売買代金が1兆9118億円と昨年来の低い水準になった
ことからわかるように市場をリードする材料はなく、
本日のFOMC結果を見極めたいとの様子ムードが本日まで続きました。
明確な方向性のない相場においてはどのような戦略が適切なのか、
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は上昇と下落、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比22ドル40セント(0.1%)高の1万7251ドル53セント、
ナスダック総合株価指数は3日ぶりに下落して、
前営業日比21.612ポイント(0.5%)安の4728.668で取引を終えました。
欧州相場にも方向感のない動きが広がった他、
(ドイツ株のDAX、56ポイント安の9933 、
ロンドン株は34.60ポイント安で終了)
今夜のFOMC結果を見極めたい様子見ムードが強く
まちまちな動きになりました。
日本市場は前営業日に引き続き、利益確定の動きが強く
売りが先行して136円安く寄り付きました。
大きな上昇要因になるようなものは見当たらず、
米国市場同様にFOMCの結果を見極めて、米国市場が反応することをみてから
動くという意図が働いていました。
下げ幅を200円近くに広げる場面もありましたが、
下値を大きく売り込まれる動きもなく、少し戻しながら引けました。
テクニカル的には需要が一方的に発生する時に現れるギャップを開けながら
上髭の長い短陰線を形成、短期間では調整の動きを強める形になりました。
3日間で600円を上げてきた変動から、上昇幅の半分くらいを押してきました。
次の目安は3/9の動きのように、25日線の直前に引き返していくかです。
FOMCの結果を見極めてから方向がきまるという雰囲気です。
予想して動くよりは持っているもののコントロールに集中する時間帯です。
■各市場の動き
日経平均:16,974.45 -142.62 -0.83%
NYダウ(ドル):17,251.53 +22.40 +0.13%
ドル(円):113.57-60 +0.51円安 +0.45%
ユーロ(円):125.88-92 +0.19円安 +0.15%