2016年3月31日
の東京株式市場は3日続落しました。
終値は120円29銭(0.71%)安の1万6758円67銭でした。
年度末の持ち高調整で売りが出たことや、週末に雇用統計など
主要なイベントが控えていることから、ポジションを外しておく
動きが広がりました。
チャートの動きとしては重要なポイントにきているので
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は上昇しました。
ダウ工業株30種平均は4日続伸して、
前営業日比83ドル55セント(0.5%)高の1万7716ドル66セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前営業日比22.671ポイント(0.5%)高の4869.294で取引を終えました。
エレン議長の発言効果が続き、緩和的な米金融政策が長引くとの観測を材料に
ダウ工業株30種平均は2015年12月29日以来3カ月ぶり、
ナスダック総合株価指数は1月5日以来の高値を付けました。
日本市場は欧米市場が高く維持した動きを受けて、
買いが先行して始まりました。
前日より119円高くスタートしましたが、
雇用統計の発表など主要なイベントが控えていることから
様子見ムードが広がると同時に、年度末要因の持ち高調整で
下落に転じてから-120円で引けました。
テクニカル的には二等辺三角形の天辺で持ち合う動きが続き、
本日は上髭つきの中陰線を形成、安値で引けたことで下落の可能性を示唆しています。
三角形の最後の方で煮つまりが続くこと、25日線付近で終わっていることから、
明日から始まる4月新年度相場はどっちにぶれてもおかしくない状態です。
週末のイベントを考慮すると明日も様子見ムードが広がる可能性はありますが、
1.安値を切り上げてきていること、
2.直近では25日線のところで下げ止まり転換することを考慮すると
ここで止まって反発すると上に抜けてくる可能性も高い流れです。
今日で利益確定になった銘柄も多いので、
方向性が転換する際には再びリスクオンの姿勢で挑みましょう。
■各市場の動き
日経平均:16,758.67 -120.29 -0.71%
NYダウ(ドル):17,716.66 +83.55 +0.47%
ドル(円):112.32-33 +0.25円安 +0.22%
ユーロ(円):127.16-20 +0.20円安 +0.15%