2016年4月7日の東京株式市場は8日ぶりに反発しました。
終値は34円48銭(0.22%)高の1万5749円84銭でした。
止まらない円高進行で108円まで進みましたが、
自律反発を期待する買いに支えられ、小幅な上昇になりました。
円高要因になる動きは終わってないので、
まだ安心して買いを入れる水準ではありません。
今後の動きと戦略について、本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比112ドル73セント(0.6%)高の1万7716ドル05セント、
ナスダック総合株価指数も反発して、
前営業日比76.783ポイント(1.6%)高の4920.715で取引を終えました。
下げの要因となっていた原油市場があげに転じ、
資源関連株に買いが入ることで、相場を支えました。
また2月23日以来1カ月半ぶりの下げ幅を記録するなど、
前日までの動きで自律反発を期待する動きも入ってきました。
日本市場は米国市場の好調な動きを受けた上に、
7日続落の後、自律反発を期待する買いが入ることで
買いが先行して24円高くスタートしました。
一方、円高基調は続き、108円まで進んだことを受け
その反動で内需関連株に買いが集まりました。
上昇はしたものの、相変わらず先の読めない流れは続いています。
テクニカル的には上下にヒゲがつく「小陽線」を形成。
前日に続き下値の堅さは確認されていますが、
大陽線でも形成しない限り、1日の反発くらいでは
底入れを確認するにまでは至っていません。
1万6,000円も割り込んだ今、1万5,500円が下値の節目と認識され、
4月中旬までの乱高下を経て、5月近くになって反発の動きになれば
まれにみる買いのチャンスになる可能性は高いです。
一回戻りを試した後、再び下げ出すと最後の下降局面が現れるので、
短期の空売りを実行、その後、中・長期的に買いを仕込むむ戦略でいきます。
東証1部の売買代金は概算で2兆898億円、
売買高は21億1241万株で、前日より商いは低調、参加者自体が
増えない限りは早期の回復は期待しにくい状況が続いています。
東証1部の値上がり銘柄数は1023、
値下がりは776、変わらずは151銘柄でした。
■各市場の動き
日経平均:15,749.84 +34.48 +0.22%
NYダウ(ドル):17,716.05 +112.73 +0.64%
ドル(円):108.40-41 -2.00円高 -1.81%
ユーロ(円):123.27-31 -2.10円高 -1.67%