2016年4月13日の東京株式市場は大きく続伸しました。
終値は452円43銭(2.84%)高の1万6381円22銭でした。
為替市場で 円高基調が一服し、円安に向かったこと、
資源関連株が強く動いたことで、どんどん買いが膨らみました。
しかし、この材料のみでここまで上げることは想定外で、
大きな下支えがあったのではないかと思われます。
これからの戦略を含め、本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は小幅の反落になって、
前営業日比20ドル55セント(0.1%)安の1万7556ドル41セント、
ナスダック総合株価指数も小幅反落して
前営業日比17.290ポイント(0.4%)安の4833.399で取引を終えました。
ロシアとサウジアラビアが原油増産の凍結で一致したニュースで
WTIが前日節目の40ドル台を回復してから、また急進、4ヶ月ぶりの高値になりました。
原油相場で動いている最近の米国相場はその動きを素直に受け入れ
上昇してきました。
米国の好調な動きと原油安を受けて、日本市場は買いが先行
214円高くスタートしました。
中国の経済指標が改善したとのニュースが加わり、
投資家心理がリスクオンになり、上げ幅を拡大したあと、
+452円の大幅上昇で本日の取引を終えました。
上げ幅の割には材料が足りない感じで、
買いだけなく、短期で入っていた売り方の買い戻しも加わったことや、
大きな機関投資家(特に年金系)が動いたとの噂がある程度は
信憑性があるように聞こえます。
テクニカル的にはギャップをあけてスタート、そのまま上昇する陽線を形成、
市場が強気になっていることが伺えます。
前日は「25日移動平均線までは狙ってみてもいい位置です。」と書きましたが、
早いと明日にでも達成できそうな動きです。
また、「4営業日後には一目の先行スパーン1で作られた
下くも1万6,243円が構えているので、
ここまで戻しては一回下げる動きになる可能性があることを念頭に入れてください。」とも
解説した通り、いつ急激に反転して下がってもおかしくない急上昇なので、
細かく利益を確定しながら追い上げる戦略で徹底してください。
(本日の銘柄解説でソニーの分が参考になります)
東証1部の売買代金は概算で2兆3482億円、
売買高は22億5541万株で、商いも活発になってきました。
値上がり銘柄は1683、値下がりは195、変わらずは73でした。
■各市場の動き
日経平均:16,381.22 +452.43 +2.84%
NYダウ(ドル):17,721.25 +164.84 +0.93%
ドル(円):109.25-26 +1.06円安 +0.97%
ユーロ(円):123.70-74 +0.04円安 +0.03%