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2016年5月6日日経概況

2016年5月6日の東京株式市場は6営業日続落になりました。

終値は40円66銭(0.25%)安の1万6106円72銭でした。

前営業日まで1,400円を下げてきたことから

朝方は戻りを期待する動きで買いが先行しましたが、

主要なイベントを控えていることから、上値を追う動きは見られず、

3週間ぶりの安値で引けました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

連休の間は米国市場も冴えない動きで、2営業連続で下げていました。

その動きから 雰囲気が少し変わり、

前営業日の米国市場ダウ平均は3日ぶりに小反発になりました。

ダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発して、

前営業日比9ドル45セント(0.1%)高の1万7660ドル71セント、

ナスダック総合株価指数は3日続落して、

前営業日比8.545ポイント(0.2%)安の4717.094で取引を終えました。

 

反発と続落、まちまちな動きからもわかるように

上昇と下落というよりは方向感の欠けた様子見の相場でした。

日本時間で本日の夜に控えている4月の雇用統計の結果を

見極めたいという投資家の意図で、様子見ムードが広がりました。

 

日本市場は連休を挟んでいるため、方向感が出にくい雰囲気でしたが、

前営業日まで1,400円の続落から戻りを期待する買いと、

売り方の買い戻しが入り、朝方は買いが先行して始まりました。

 

しかし、米国市場同様、本日の夜に発表される雇用統計の結果によっては、

さらなる円高も想定されるため、上値を積極的に買いあげるまでには至りませんでした。

午前中には下げに転じてから100円を超える下げ幅で前場を終えました。

後場になってからは様子見相場の広がりは改善されず、

積極的な買い入りにくいことで、下げたまま本日の取引を終えました。

ただ、引けにかけて下げ幅が縮小されたことは

そろそろトレンドの転換を期待させる動きになってきました。

 

テクニカル的には4月28日の暴落から3日間下げ、

黒三平を形成、4月8日の直近安値を視野に入れて接近する位置になっています。

一目均衡表では5月2日で下クモを抜けて、遅行線も株価の下に来ていることから

再び上に抜けるには相当なエネルギーが必要になります。

 

前回の解説までは「買いでは中々利益をあげることができないので、

保持しているショート(空売り)の利益を最大化していくことに

ベストを尽くしていくことが有効な戦略でしょう。」と書きました。

朝方の上昇には売り方の買い戻しによる分もあるので、

ショート(空売り)のポジションは本日畳まれたケースも多いでしょう。

翌営業日は下値を確認して反発するようだったら、

まだ保持しているショートポジションを買い戻すようにしてください。

 

雇用統計の結果とニューヨークの動きによっては

割安での買い場が到来する可能性があるので、

連休明けの相場に期待したいところです。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆2385億円、

売買高は21億4094万株で、参加者自体が少なく商いは盛り上がりにかけています。

東証1部の値下がり銘柄数は843、

値上がりは993、変わらずは114銘柄でした。

 

 

■各市場の動き

 

日経平均:16,106.72         -40.66           -0.25%

NYダウ(ドル): 17,660.71          +9.45                +0.05%

ドル(円):107.08-09             +0.69円安            +0.64%

ユーロ(円):122.11-15             +0.10円安         +0.08%

 

 

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