2016年5月26日の東京株式市場は小幅に続伸しました。
終値は15円11銭(0.09%)高の1万6772円46銭でした。
欧米市場の株高と円安基調を受けて、幅のある上昇で始まりましたが、
午前中に円高に振れたことで買い一巡後は
上昇幅を縮小させながらひけました。
わずかな上昇ですが、テクニカル的には意味のある動きになってきたので、
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は幅のある続伸で、
前営業日比145ドル46セント(0.8%)高の1万7851ドル51セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前営業日比33.835ポイント(0.7%)高の4894.891で取引を終えました。
前日に大きな上昇を見せた日本を始めとするアジア市場の堅調な動きに加えて、
ギリシャへの追加の金融支援の承認などを背景に軒並み上昇した欧州市場、
コモディティでは原油先物が50ドルの節目に迫る上昇を見せたことで
投資家心理が大幅に改善しました。
ナスダック総合株価指数は4月25日以来
1カ月ぶりの高値を記録しました。
日本市場は欧米市場など世界市場の株高を受けて
買いが先行して始まりました。
25日の大取終値を160円上回ったCMEの終値、
155円高く始まったSGX(シンガポール)の日経225に
さや寄せする値で上昇、円安傾向も手伝って幅のある上昇を維持しました。
午前中には円安が一服、円高方向に振れることで、
上値が抑えられ伸び悩む動きに変わりました。
本日より開催されるサミットの結果を見極めたい様子見ムードもあり、
積極的な買いで上値を切り上げでいく動きにはなりにくい雰囲気に終始しました。
テクニカル的には陰線ではありますが、前日の大幅な上昇から
さらに高値を切り上げる上昇の形、
サミットの結果次第では新たな上昇トレンドが始まる動きになってきました。
材料で物色する相場から幅広く買われていく相場になりつつありますが、
保有している銘柄は引き続き利益の最大化を図るタイミングです。
利益が十分乗っている銘柄に関しては、
週末要因を考慮して、明日の動き次第で利益確定を検討するのがよいでしょう。
目安は本日の安値を切り下げる動きです。
トレンドが新たに転換する銘柄に関しては
週末要因で下がっていく、トレンド転換に失敗するようだったら
無理に飛び込まなくてもいいでしょう。
■各市場の動き
日経平均:16,772.46 +15.11 +0.09%
NYダウ(ドル):17,851.51 +145.46 +0.82%
ドル(円):109.51-56 -0.51円高 -0.46%
ユーロ(円):122.34-38 -0.28円高 -0.22%