2016年6月6日の東京株式市場は反落しました。
終値は62円20銭(0.37%)安の1万6580円03銭でした。
冴えない動きになった雇用統計の結果を受け、
週末の間に急速に円高が進み、下げ幅を拡大させましたが、
引けにかけて力強く戻しました。
当分は前回の安値付近まで進んでから反発するのかが
注目のポイントになりました。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落して、
前営業日比31ドル50セント(0.2%)安の1万7807ドル06セント、
ナスダック総合株価指数も8日ぶりに反落して、
前営業日比28.846ポイント(0.6%)低い4942.517で取引を終えました。
3日発表された雇用統計の結果は市場を驚かせる低さで、
非農業部門の雇用者数が前月比3万8000人増と、
15万5000人程度の増加の市場予想を大幅に下回りました。
米景気への警戒感から大きく売られ、
148ドルまで下げ幅を拡大させる場面もありましたが、
利上げ観測の後退と捉えられ、急速に値を戻していきました。
日本市場は-330のCME日経225結果と、
106円代に進む為替市場の動きを受け、売りが先行してスタートしました。
下げ幅を300円以上に広げた後は下げ幅を縮小させました。
先週からの下げが大きかったことや、6日のイエレンFRB議長講演を控えて
一方的なポジション持ちは難しいことから、買いが下値を支えました。
日本市場はまだリスクオンになる積極さはなく、その分商いも薄いことで
東証1部の売買代金は概算で1兆8267億円、2兆円を連日で下回りました。
テクニカル的には75日線の下で始まり大きな陽線を形成しながら
75日線まで戻ってきましたが、急激に反転するようは
下値のめどがどこなのかを考えるのがよい形になってきました。
1万6,000円-1万6,100円の間に前回の安値が形成されているので、
ここまで一回下げてから戻すことになるのではないかと考えています。
週初から厳しい動きになりましたが、
永遠に下がり続ける株もないので、
空売りを挟みながら次のチャンス到来を待ちましょう。
■各市場の動き
日経平均:16,580.03 -62.20 -0.37%
NYダウ(ドル):17,807.06 -31.50 -0.17%
ドル(円):107.14-15 -1.60円高 -1.47%
ユーロ(円):121.66-70 +0.41円安 +0.33%