2016年7月15日の東京株式市場は5日続伸しました。
終値は111円96銭(0.68%)高の1万6497円85銭でした。
投資家心理の改善によってリスクオンの市場では、
1万6,000円台に安着する姿を見せています。
連日史上最高値を更新する米国市場や好調な動きを続ける
欧州市場の動きに加えて、106円台を伺う為替市場は
後押しをしています。上げ幅を200円以上に広げましたが、
3連休の前に利益確定がでることで上値は限定されました。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は幅のある上昇でした。
ダウ工業株30種平均は5日続伸して、
前営業日比134ドル29セント(0.7%)高の1万8506ドル41セント、
ナスダック総合株価指数は反発して、
前営業日比28.331ポイント(0.6%)高の5034.058で取引を終えました。
好調な欧州市場の動きに加えて、4 半期決算の業績発表が本格化、
金融株への期待感が市場を牽引しました。
ダウ工業株30種平均は3日連続で史上最高値を更新しています。
またナスダック総合株価指数も6ヶ月ぶりの高値です。
日本市場は堅調な欧州市場の動きや3日連続で史上最高値を更新する
米国の株高を背景に、小幅に買いが先行、11円高くスタートしました。
一時106円台も見せた為替市場の円安基調が加わり、
220円の上昇幅まで演出しましたが、
3連休前の週末という要因で、利益確定が出て上値は限定されました。
指数への寄与度の高いファーストリテイリングがストップ高で
全体を大きく引き上げた感じはありますが、
上昇と下落の銘柄数が拮抗することから「底値が固い」とみるべきでしょう。
これで今週はすべての営業日で上昇、
BREXITによる影響の長期化・影響の深さなどが心配されましたが、
投資家の頭ではいつのまにか「BREXIT?あったね、そんなもん」のような
雰囲気になってきました。
戦略メールの銘柄もポジションを持つものはほとんど気持ちいい
利益確定になり、軽い気持ちで3連休を迎えることができそうですね。
東証1部の売買代金は概算で3兆1130億円、6月24日以来の3兆円台、
売買高は25億1078万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は980、値下がりは878と上げ下げ拮抗で、
変わらずは109でした。
来週のポイントと戦略です。
外部環境が改善してきたところで、今度は内部の本質的な問題です。
米国同様、 四半期決算が本格化するので、
そのニュースで左右されることが多くなる材料探しの相場になります。
少し停滞気味のLINEや、
まだまだ力を発揮するポケモン(あ、正式には”任天堂”ですね。)など
ゲーム関連テーマ株には引き続き注目が集まりますね。
暑い天気の中、楽しい週末を過ごした後、
来週は東京で、その翌週は大阪でジョンに会いましょう。
日本のみなさまとの再会を楽しみにしております。
良い週末を!
■各市場の動き
日経平均: 16,497.85 +111.96 +0.68%
NYダウ(ドル):18,506.41 +134.29 +0.73%
ドル(円): 105.77-78 +0.34円安 +0.32%
ユーロ(円): 117.82-86 +0.81円安 +0.69%