2016年9月5日の東京株式市場は反発しました。
終値は111円95銭(0.66%)高の1万7037円63銭でした。
雇用統計の発表結果は市場予想を下回る結果、
普段なら円高が進むはずですが、大きく失望するほどではないとの解釈で、
年内の利上げが意識される形で、為替市場では円安が進み、
株式市場は買いが入りました。
外部環境の改善、テクニカル的な節目を突破することで
これからの動きに注目です。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比72ドル66セント(0.4%)高の1万8491ドル96セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して
前営業日比22.693ポイント(0.4%)高の5249.899で取引を終えました。
注目されていた雇用統計の結果は市場予想18万人に対して、
15万人増と、予想に届きませんでした。
9月利上げの見通しが後退、買いが広がりました。
上げ幅を125ドルまで拡大する場面もありましたが、
月曜日5日はレーバー・デーの祝日で、 休場
3連休を前にして積極的な買いには繋がらず、上値は限定されました。
週末の円安傾向は東京市場の開場と共に一服しましたが、
CMEの日経225幅のはる上昇で引け、
SGX(シンガポール取引所)も上昇してスタート、
日本市場はその流れで206円高くスタートしました。
雇用統計が市場予想に届かない時の伝統的な反応は
円買い・ドル売り、円高の進行により日本市場には悪影響ですが、
今回の値は失望するほどではないとの解釈で、円安が進行しました。
日本市場は節目の抵抗として認識されていた1万7,000円台をついに突破、
終値でも1万7,000円を超えて引けました。
テクニカル的には空を開けてスタートして、終値で下落する陰線を形成
先週の金曜日から上向きに変わったボリンジャーバンドの
向きをさらに上に向かわせました。
5/31以降の高値を形成、持ち合いを象徴する二等辺三角形も
上に抜けだしました。
明日は本日の高値を抜けて上に抜けると、
ボリンジャーバンドを押し上げて強い上昇トレンドを形成する
バンドウォークを続けることになります。
仕込みを進めてきた大型・輸出株が動き出して、
報われるタイミングに入りつつあります。
収穫の季節までは、利益の管理と最大化が何より大事です。
ここからさらに抜けて上にいくには、低調な商いが懸念材料です。
市場全体が一回調整にはいってから
転換するとトレンド継続と共に新たな買い場が到来するので、
今回乗れなかった方もこのチャンスを待ちましょう。
東証1部の売買代金は概算で1兆7400億円
売買高は17億5010万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1098、
値下がりは702、変わらずは173銘柄でした。
■各市場の動き
主な市場指標 世界の市況一覧
日経平均(円):17,037.63 +111.95 +0.66%
NYダウ(ドル):18,491.96 +72.66 +0.39%
ドル(円): 103.37-38 -0.20円高 -0.19%
ユーロ(円): 115.55-60 -0.37円高 -0.31%