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2017年10月06日の日経概況

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「2017年の振り返りと2018年の投資戦略」

2017年12月2日 東京
2017年12月6日 名古屋

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2017年10月06日の東京株式市場は5日続伸しました。
終値は前営業日比62円15銭(0.3%)高の2万0690円71銭でした。
上昇の要因は3つ、史上最高値の更新を続ける米国市場が再び上昇、
為替市場では円安の動きが再度現れたこと、
そして、日米金利差を意識した金融銘柄への買いでした。
5日続伸は2017年に入って初めてで、
陰線で引けたものの強い年末相場の到来を予感させる動きです。
強いだけに銘柄の選定に悩むこのタイミング、
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は7日続伸しました。
ダウ工業株30種平均は7日続伸して
前営業日比113ドル75セント(0.5%)高の2万2775ドル39セント、
ナスダック総合株価指数は8日続伸して、
前営業日比50.729ポイント(0.8%)高い6585.356で取引を終えました。

テクニカルチャートでみてもわかりやすいくらい
直近の持ち合いから明確に抜け出し、
上昇を強める流れに入ってきました。
特にナスダック総合株価指数の上放れぶりが鮮明で、
ハイテク関連に再び資金が向かっていることが伺えます。

相場を牽引したのは堅調な経済指標と、税制改革の期待でした。
朝方発表された週間の新規失業保険申請件数は
市場予想以上に減少した結果で、ハリケーンの影響が大きくないとの
見方が広がりました。

また、米下院で2018会計年度の予算決議案が可決され、
投資家心理が改善したのも上昇要因となりました。
予算案の可決で連邦法人税率の引き下げなどを含む
税制改革案が通る可能性にかける投資家が増えましたが、
素案通りに通ることには無理があるのでは、というのが個人的な意見です。

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

シカゴのCME日経平均先物は上昇して、
12月物は前営業日比35円高の2万0700円で引けました。
大阪取引所の終値を60円上回りました。

SGX日経平均先物は前日同様、買いが先行してスタート、
60円高の2万695円で寄り付きました。
日本平均は米国市場の大幅な上昇に加えて、
為替相場で円安が進むなど外部要因が支援する中、
買いが先行、88円29銭高の2万0716円85で寄り付きました。

直近の上昇傾向を反映して、上昇幅は徐々に縮小
50円高の2万679円で午前の取引を終了、
午後に入っても明確に上値を買って行く動きにはならず、
過熱感が高まることで、62円高で今週の取引を終えました。

前日まで3日連続で上昇率1位の、買われていた水産・農林業が売られて
下落率3位、電気・ガス業や医薬品なども売りが広がりました。
一方、日米長期金利差の拡大が好感された保険業、銀行業など
金融銘柄には買いが入りました。

商いは2兆円割れの前日から回復、
東証1部の売買代金は2兆2743億円、
売買高は14億5979万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は954、
値下がり959、変わらず117銘柄でした。

本日も上昇はしたものの、値下がりの方が多く、
大型銘柄主導の相場が鮮明になりつつあります。

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は下ひげをもつ短陰線を形成しました。
前日は持ち合いましたが、本日は陰線ではありますが、
しっかり高値と安値を切り上げる上昇の形、
実体は前日の日足から上放れする窓の形成まで行きました。

1日だけ迷いが生じているサインを出してから、
再び上昇して連日の年初来高値更新になっています。
雇用統計に対する様子見さえならなく、陽線引けの場合は
より心理改善効果が多かったと想定できますが、
週後半は持ち合うか下げ、という予想を覆しただけでも大きな意味があります。

一目均衡表の変化日が近づくと気になるという質問をいただくことがよくありますが、
+12営業日に変化日が迫っています。
12日かけてそのレベルまで下げない限り、
大きな影響は想定しなくていいでしょう。

週足でも明確な陽線を作りながら、先週の陰線を上に抜け、
値動きが軽くなっていることを示しています。
週足でのボリンジャーバンドもたいらでたが、
今週からすべて上向き、バンドウォークに入りました。

今夜の雇用統計結果によっては
来週から本格的な上昇相場の到来を期待させています。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先週末は雇用統計を控えている今週末に備えて、
木曜日、金曜日にかけて様子見が広がると予想すると解説しました。
陰線引けというのは様子見であることだといえなくもないですが、
自分を正当化するための言い訳はこれくらいにしておいて、
今週はどうみてもしっかりした動きで終わったと言えます。

来週は営業日が1日少なく、立会いは4日、
営業日が少ない週は動きがさえないのが普通ですが、
来週は堅調な動きを想定しています。

まず、米国の政局に対して、税制改革への期待が継続し、
相場の下支え要因になってくれると期待されています。
また週末にかけては米国金融機関の決算発表が多く予定されており、
好調な経済指標を反映して、金融銘柄の決算でも
好調な結果が発表される場合、市場は強い動きを続ける可能性が高いでしょう。

いいことばかりに目を向けず、リスク要因もしっかり把握しましょう。
まず、地政学リスクです。
10日は北朝鮮の朝鮮労働党の創立記念日で、
軍事的な行動を起こす地政学リスクというブレ要因があります。
この日になんらかのアクションが出る場合は、投資家心理が一気に冷め、
高値圏で推移する米国市場が一気に調整局面入り、
日本市場も調整入りになる、というのがワーストのシナリオです。

大きな相場に備えてはブルーチップと呼ばれる
大型・主力銘柄が動きながら、中小銘柄がついていくので、
引き続き主力銘柄のトレンド転換、高値切り上げに期待して注目しましょう。

急に寒くなったとの声が聞こえる季節の変わり目、
元気いっぱいの3連休を過ごし、
再会することを楽しみにしております。
来週末からは日本各地でセミナーと講演を行います。

来週の予定に加えて、前日から公開している年末特別講演の予定。
「ぜひ参加したい」とのコメントと共に参加希望が増えています。
定員に達する次第、締め切りさせていただきますので、
2017年を振り返り、2018年の相場を具体的な銘柄と共にしっかり向き合い方は
ぜひ参加してください。

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******年末特別講演「2017年の振り返りと2018年の投資戦略」********

毎年恒例の「2017年の振り返りと2018年の投資戦略」、
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市場全体の流れと、具体的な銘柄までを取り上げて
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まずは東京の日程から公開して受付を開始したので、
首都圏の方はぜひ時間を作ってお越しください。
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【各市場の動き】

日経平均(円)
20,690.71     +62.15     +0.30%
NYダウ(ドル)
22,775.39     +113.75     +0.50%
ドル(円)
112.98-99     +0.29円安    +0.25%
ユーロ(円)
132.07-11     -0.58円高    -0.43%

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