2017年12月18日の東京株式市場は大幅に反発しました。
終値は前営業日比348円55銭(1.55%)高の2万2901円77銭でした。
外部環境がトリガーを引きました。
税制改革案が通る確率が高くなったことを受け、
米国市場では上昇、長期金利の先高観を手掛かりに
金融株が上昇を主導しました。
また、ハイテク株にも戻りの買いが入ることで上昇を強めました。
年末までに強い壁の23,000円を突破するか、環境は整いつつあります。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して
前営業日比143ドル08セント(0.6%)高の2万4651ドル74セント、
ナスダック総合株価指数も反発して、
前営業日比80.057ポイント(1.2%)高い6936.583で取引を終えました。
税制改革案への期待が市場を牽引しました。
不透明感がくすぶり市場を揺さぶっていた材料でしたが、
共和党が修正案で合意したと伝わったことを材料に、
幅広い業種に買いが入りました。
また、押され気味だったハイテク関連、半導体関連にも
しっかり買いが入ることで、
ダウ、ナスダック、S&P500の3指標が揃って
最高値を更新しました。
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【日本市場の動向】
日本市場はて外部環境によって支えられた1日でした。
税制改革が成立の見通しで、その影響で米国市場は
3指標が最高値更新、
日本にも金融株の上げが目立つと同時に精密機器、電気機器など
ハイテク、半導体関連銘柄にもしっかり買いが入りました。
週末の間に進んだ円安は自動車など輸出関連銘柄にも
買いを広げてくれて、
300円を超える上昇幅で終了する要因となりました。
日経の日足は上下ひげを持つ中陽線を形成しました。
前営業日に25日線に支えられてから、
外部環境のファンダメンタルがサポートしてくれることで、
見事に跳ね返りました。
高値で23,000円に挑戦しに行く動きが再び現れ、
11/9の高値まで入れると23,000突破に4回目の挑戦です。
通常は3-4回で上に抜けやすいと言われるので、
そろそろ上に抜けて、
新高値を作りにいってもいいタイミングではないでしょうか。
明日にでも上値を抜けてくれると
年末まで23,000円を下値として固める動きが視野に入ります。
東証1部の売買代金は概算で2兆6934億円、
売買高は16億1363万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1291、
値下がりは695、変わらずは68でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
今月に入ってからは一貫して金融銘柄に
注目するように伝えてきました。
強い動きを続けて、三井住友が取引時間中の年初来高値を更新するなど、
目立つ動きを続けています。
金融銘柄のみならず、推しが強かった半導体関連にも注目する必要があります。
供給過剰が懸念されて調整に入った半導体関連ですが、
仮想通貨やAI, IoT, Big Dataなど
ハイテク関連では話題にかけることはないので、
継続して注目する価値があるでしょう。
テクニカル的には23,000円抜きに4回目の挑戦にいくので、
多くのテクニカル派が「そろそろ」と待っているところです。
以外と11/9の高値をすんなりと抜けてくれると、
新しい次元の高値が待っていることでしょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円) 22,901.77 +348.55(1.55%)
NYダウ 24,651.74 +143.08(0.58%)
ドル・円 112.48 – 112.49 +0.33(0.29%)
ユーロ・円 132.65 – 132.69 +0.41(0.31%)