2018年1月19日の東京株式市場は小幅に反発しました。
終値は前営業日比44円69銭(0.19%)高の2万3808円06銭でした。
前日は機関投資家から売りをきっかけに幅のある下落でしたが、
本日はすかさず押し目買いが入った様子です。
米国市場は最高値を更新し続けたことから、利益確定の売り、
日本市場にプラスの材料にはなりませんでしたが、
日本市場は自力で下げを止めたことに意味を感じる動きでした。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は小幅に反落しました。
ダウ工業株30種平均は小幅に反落して
前営業日比97ドル84セント(0.4%)安の2万6017ドル81セント、
ナスダック総合株価指数も反落して、
前営業日比2.233ポイント安の7296.047で取引を終えました。
前日まで300ドルを超える上昇幅で、最高値を更新したタイミングで、
利益確定が出ました。
大きく下げる要因はないことから、下げ幅は限定的でしたが、
まだ割高感も解消されていません。
また長期金利が10ヶ月ぶりの高さを記録したことから、
不動産、公共事業などに売りが入りましたが、
来週も堅調な動きになることに変わりはなさそうです。
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【日本市場の動向】
日本市場は個人投資家の押し目買いが先行して
上昇スタートとなりました。
週末要因を考慮して、積極的に大きなポジションを立てることは見られず、
押し目の打診買いが主要な動きになりました。
上げ幅は次第に縮小、マイナスに沈む場面もありましたが、
安くなればすぐ押し目買いが入る動きで、
前日の終値を挟んでの攻防に終始しました。
機械セクターが相変わらず強く、石油・石炭、建設もしっかりでした。
一方、前日の大きく値段を上げたゴム製品に大きく利益が出て、
利益幅の大きかった精密機器にも売りが広が理ました。
日経の日足は上下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
変動幅は前日に比べると著しく低く、
前日の日足に包まれ、持ち合いの形を作りました。
前日に引き続き5日移動平均線が意識されて
それを囲んだ攻防が続きましたが、
終値では割って終わっています。
この1週間は持ち合いとみることができるので、
来週は上か下、どちから振れる方向にトレンドが継続しそうです。
週足では上髭の長い十字架を形成、高値圏で迷いが
生じている様子を披露しました。
商いは3兆円を割り込み
東証1部の売買代金は概算で2兆6798億円、
売買高は13億9234万株でした。
東証1部の値上がり1392銘柄に対し、
値下がりが574銘柄、変わら ずが98銘柄でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
先週伝えた展望を覚えていらっしゃいますか?
本日までみた通りの結果です。
上下する乱高下を含めながらの持ち合い相場で今週の動きは終了しました。
この動きは後1週間ほど続き、徐々に上昇に戻ると考えています。
米国の企業業績発表が続き、日本の発表も本格化します。
ボーイングやGEのように結果によって
大きく変動はしますが、全体的に堅調な動きであることが
確認とれれば、市場は再び上に向かうでしょう。
来週の予定で注目集まるのは
22-23日予定の日銀金融政策決定会合と
23日の黒田日銀総裁会見ですが、
目新しい材料が出るとは期待されてない様子です。
注目が大きくなるのは週の後半で、
25日はECBの定例理事会とドラギ総裁の記者会見、
26日米国の10-12月期のGDPです。
決算とともに、GDP、金融政策などが交わり、
上昇継続を支援するのか、平穏なようで
力強い材料を内在した一週間になりそうです。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
23,808.06 +44.69(0.19%)
NYダウ(休場)
26,017.81 -97.84(-0.37%)
ドル・円
110.87 – 110.88 -0.36(-0.32%)
ユーロ・円
135.93 – 135.97 +0.16(0.11%)