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2018年3月6日の日経概況

2018年3月6日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比375円67銭(1.79%)高の2万1417円76銭でした。
前日の米国市場が幅のある反発を見せ、
為替市場では105円台の円高が一服したことを好感して
買いが入りました。
先週の3日と今週前半まで、1,300円以上を下げてきて、
売られ過ぎに対する買い向かいが出るタイミングでもありました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場は5営業日ぶりに反発しました。
ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発して
前営業日比336ドル70セント(1.4%)高の2万4874ドル76セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して、
前営業日比72.838ポイント(1.0%)高の7330.705で取引を終えました。

貿易摩擦へのリスクが後退したと判断されたことが
投資家心理を改善させました。
また、前日はダウ工業株30種平均が2/9以来の安値を記録するなど、
売られ過ぎ感による自律反発のタイミングにきていたことも
市場の上昇に寄与しました。

上昇はしたものの、まだ下落中の戻りの領域を抜け出してないので、
引き続き乱高下への警戒は必要です。

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【日本市場の動向】

日本市場は外部環境の改善と自律反発の動きによって
反発することができました。
米国市場が大きな下げの連続から下げ止まりになったこと、
円相場が円高傾向から一服したことを受け、
大きく買いが先行してスタートしました。

午後に入ると早速上値を抑えられ、
上げ幅は縮小されましたが、
しっかり上昇の流れを保ちながら取引を終えました。

乱高下の範囲を抜け出しておらず、
空売りのポジションは利益確定のタイミングですが、
買いはまだ安心はできないので、引き続き警戒が必要です。

日経の日足は上下ひげを持つ短陽線を形成しました。
前日の終値から上放れしてスタート、
上昇で終わったので、実体が離れたギャップを形成しました。

前日は「明日はまず下げ止まり、トレンド転換してくれるかを
確認したいところです。」と解説、
本日でその動きになることを確認しました。

しかし、まだ安心は早いでしょう。
幅のある上昇にはなりましたが、短期のトレンドを示す
5日移動平均線まで進むと上値が抑えられたので、
ますは、明日も上昇、
本日の高値と5日移動平均線を超えてくるかを確認したいところです。

東証1部の売買代金は概算で2兆5175億円、
売買高は12億8881万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1789、
値下がりは237、変わらずは43でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は「また、下げ止まって、戻りを試す場面では
主力株が押された分を取り戻しにかかるので
早い切り返しが来る場合は、輸出・大型の方に注目して見守りましょう。」
と解説しました。

もうちょっと時間がかかるかと思いましたが、
早く戻りを試す動きが現れました。
予想していた通り、自動車、電気株などの
輸出・大型株の方に買いが向かいました。

懸念材料はだんだん細くなる商いに、
上値を中々抜け出せないことです。
午前中の上げ幅は一時500円を超えて、
本格的な戻りになるという期待をもたせましたが、
午後になると失速、300円台の上昇に止まりました。

空売りのポジションは多くの銘柄が空を開けながら上昇したことから、
明日にでも利益確定のポイントを過ぎます。
買いは戦略を変えず、短期的な戻りが早くなる
主力・大型の方に注目しましょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  21,417.76 +375.67(1.79%)
NYダウ(休場)
  24,874.76 +336.70(1.37%)
ドル・円
  106.34 – 106.35 +0.95(0.90%)
ユーロ・円
  131.31 – 131.35 +1.86(1.43%)

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