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2019年2月1日の日経概況

2019年2月1日の東京株式市場は小幅に続伸しました。
終値は前営業日比14円90銭(0.07%)高の2万0788円39銭でした。
米国市場でハイテク関連が買われたことを背景に
電気、精密機器関連銘柄が買われ、上げ幅を拡大する場面もありましたが、
中国の経済指標が悪化したことを背景に上昇幅を縮小させながら引けました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は3日ぶりに反落しました。
ダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落して、
前営業日比15ドル19セント(0.1%)安の2万4999ドル67セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して
前営業日比98.658ポイント(1.4%)高の7281.737で取引を終えました。

ナスダック総合株価指数は12月3日以来
2ヶ月ぶりの高値で引けました。
決算結果を受けて急落した銘柄の影響でダウは小幅の下落になりました。

ダウ・デュポン、マイクロソフトなどの
主要銘柄が市場予想に届かない決算を発表、
ダウ・デュポンは9%下落まで売り込まれました。

前日の大きな上昇で利益確定を急ぐ動きも入り、
上下動きながら方向感のない展開を見せました。
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【日本市場の動向】

日本市場は前日の米国市場でハイテク関連が買われたことを出掛かりに
電機・半導体銘柄に買いが先行しました。
上昇幅が150円台に到達場面もありましたが、
買いが一巡した後は低調な中国の経済指標を背景に上値を押されました。

引けにかけては今夜予定されている
米国雇用統計の結果を見極めたいとの思惑も加わり、
方向感のない動きに終始しました。
それでも終値では2018年12月19日以来、
約1カ月半ぶりの高値で引けました。

精密機器、医薬品、電気機器などが上昇、
海運業、その他製品、銀行業が売りに押されました。

東証1部の売買代金はで2兆4860億円、
売買高は14億1807万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は793、
値下がりは1268、変わらずは66でした。

日経の日足は長い上ひげを持つ短陰線を形成しました。
高値と安値は切り上げて上昇の形になりましたが、
高値では20,900円を超えてくると21,000円が意識され、
伸び悩む形で値段を戻して終わりました。

勢いは劣ろいていませんが、やはり上値の抵抗が
強く意識されているのが見えます。
週足では高値と安値を切り上げ、切り下げる短陽線で
迷いの強い流れを週足でも見せています。
ここで高値をぬかないと来週も上値の重い展開が予想されます。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

イベント盛りだくさんの今週が無事に終わりました。
注目を集めていたFOMCはハト派的な発言で
株式市場に好感され、日本市場もかろうじて週間上昇を確保しながら
今週の取引を終えました。

決算発表が続くことで来週も「底値の固い横ばいの相場」を予想します。
本日の動きでも見えたことですが、
21,000円に近づくと戻り待ちが出やすくなっていることから
上値は継続して抑えられますが、下値も限定的な範囲で推移するでしょう。

FOMCの結果をみる限りは日本も上昇していいのでは、のような内容でしたが
円高に振れたことが上昇を制限する要因になっています。
国内のコマツは4─12月期営業利益59%増、
海外では決算結果を受けて下落など、
決算結果は今のところ大きな改善よりはまちまちな結果が続いています。

決算結果を確認して現在の上値を一回上に抜くことが確認できたら
日経の回復モードは強くなっていくと予想します。
まちまちな結果の中でも電機、精密機器関連には
増収・増益を達成しているものが散見されるので、
注目分野として考えてよいでしょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
20,788.39 +14.90(0.07%)
ドル・円
108.91 – 108.92 +0.19(0.17%)
ユーロ・円
124.66 – 124.70 -0.33(-0.26%) 
NYダウ(ドル) 
24,999.67 -15.19(-0.06%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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