2020年1月24日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比31円74銭（0.13%）高の2万3827円18銭でした。
新型肺炎の懸念が広がる中、米国市場は200ドル以上の下げまで進みましたが、
WTOが緊急事態の宣言を見送ったことで下げ渋り、
ナスダックは3営業日ぶりに最高値を更新しました。
日本市場は方向感のない展開になりながらも
下値はしっかり守り、節目となる25日線に跨った状態で
今週の取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続落と続伸、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は3営業日続落して、
前営業日比26ドル18セント（0.1%）安の2万9160ドル09セント、
ナスダック総合株価指数は2営業日続伸して
前営業日比18.710ポイント（0.2%）高の9402.478で取引を終えました。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに
過去最高値を更新しましたが、上昇の勢いは減速しています。
新型肺炎の感染者がシンガポールで新たに発見され、
武漢市に加えて2都市の交通機関の運行が停止されるなど
リスクが意識され、ダウは200ドル以上下げる場面もありました。
WHOが新型肺炎について緊急事態の宣言を
見送ったことが報道されることで、
午後に入って下げ幅は急速に縮小されました。
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【日本市場の動向】
日本市場は方向感のない展開が続きました。
ナスダック市場が3営業日ぶりに最高値を更新、
新型肺炎の不安が和らいだことを受け、
小幅の買い先行でスタートしました。
新型肺炎の懸念で揺れ動く香港市場が落ち着きを取り戻し、
米国ではインテルの好決算が伝わると
日本市場でも半導体関連に物色が向かいました。
上昇幅を大きく伸ばすことはできず、
短期の利益確定をこなす売りにぶつかると
上昇幅を縮小させながら今週の取引を終えました。
半導体関連銘柄の他、不動産、空運業、陸運業が買われ、
保険、証券などの金融関連に売りが出ました。
商いは4営業日連続で2兆円を下回りました。
東証1部の売買代金は概算で1兆9516億円、
売買高は10億4906万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1660、
値上がりは433、変わらずは66銘柄でした。
日経の日足は上下ひげを持つ短陰線を形成しました。
高値と安値は前日の日足から切り下げ、
本日も形では下落、終値で25日線に跨がる動きも一緒です。
迷いに入っている様子が明らですが、
まだ安値を大きく割り込んでないことで
投資家の先高感の方が強く残っています。
見方は変わりなく、決算結果を踏まえて
上に向かう動きになると、24,000円抜きに
3回目の挑戦をします。
持ち合いの場合、3-4回の抵抗の後が
抜けやすいので、来月中の上抜きを
期待しながら見守りたいところです。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
日本市場は最後まで方向感のない展開を見せながら
今週の取引を終えました。
週初は先週末に並ぶ持ち合いで始まり、
全般的には安値を切り下げる展開になってことで
買いを中心とする場合はいい成績を残すのは厳しい1週間となりました。
ただ、安値も大きく切り下げず、
テクニカル分析上の節目となる25日移動平均線に支えられ、
上目線（先高感）を維持したというところで意味を探すことができる1週間でした。
来週は決算が本格化することで今週のような
決算相場が続き、個別銘柄への物色が中心となることが予想されます。
注目の決算は28日の信越化学、
29日のファナック、アドバンテスト、
30日の東京エレクトロン、任天堂
31日のキーエンス、デンソーなどで
特に28日から30日にかけての半導体関連は注目度が高いでしょう。
前日は「割高感を意識しながら、半導体、精密機器、電気機器などの
部門には継続して注目していきます。」と解説しましたが、
来週も注目銘柄の決算結果をチェックしながら
同業種に注目しつづけましょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
23,827.18 ＋31.74(0.13%)
ドル・円
109.54 – 109.55 －0.06(－0.05%)
ユーロ・円
121.02 – 121.03 －0.51(－0.41%)
ユーロ・ドル
1.1047 – 1.1050 －0.0041(－0.36%)
NYダウ工業株30種（ドル）
29,160.09 －26.18(－0.08%)
S&P500種
3,325.54 ＋3.79(0.11%)
ナスダック
9,402.478 ＋18.710(0.19%)
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