2020年11月12日の東京株式市場は8営業日続伸しました。
終値は前営業日比171円28銭(0.68%)高の2万5520円88銭でした。
朝方高く寄り付き、240円の上昇幅まで見せた後は
上値を返上、109円で午前終わりなど変動性の高い動きをみせました。
前日に引き続き1991年6月以降、29年ぶりの高値を記録更新は続きました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落と、反発となりました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比171円28銭(0.68%)高の2万5520円88銭、
ナスダック総合株価指数は反発して
前営業日232.575ポイント(2.0%)高の1万1786.431で取引を終えました。
ファイザー、イーライ・リリーなどの
コロナワクチン関連の期待で
前日まで大きく上昇した反動で利益確定が進んだ結果です。
一方、今週入って厳しい動きになっていた
ハイテク関連には買いが戻り、
ナスダックを大幅に引き上げました
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【日本市場の動向】
日本市場は株式市場への
資金流入に対する期待が膨らみ
8営業日続伸でスタートしました。
25,500円台を突破するまでは
ECBが追加の金融緩和について
前向きであることが好感され
リスクオンの姿勢が強まるとの期待で
買いが進みましたが、
直近の大幅な上昇に対する警戒感が
上値を抑えました。
上昇幅を伸ばしていた景気敏感セクターが売られ、
空運、陸運も短期狙いの利益確定売りに押されました。
日経の日足は短い上下ひげを持つ短陽線を形成しました。
ボリンジャーバンドの+2σを飛び出した
スプラッシュは継続しました。
高値では25,500円を超え、
安値でも25,300円で、
25,000円台を固める動きになりました。
ここから調整に入って下がった後、
2万5000円の出前、または
25,000円を若干割り込んでからトレンド転換したら、
この価格がサポートに変わることを意味します。
実体レベルでは4日連続のギャップを開くやったので、
いつ下げてきてもおかしくない位置、
それでも反対に抜ける明確なサインは確認すべきでしょう。
商いは3兆円を割り込みましたが、活況で、
東証1部の売買代金は概算で2兆8059億円、
売買高は13億4800万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は734銘柄、
値下がりは1365、変わらずは77銘柄でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
押しはいつなのか?と警戒しながら
上昇を続ける日経を眺めて8日、
8日続伸は2019年9月以来、
終値は1991年6月以来の
29年ぶりの高水準記録を更新し続けました。
正しく押し目待ちに押し目なし。
買い先行でスタートした市場は240円の上昇幅までみせて、
前引けは109円高、
上昇で引けたものの、値下がり銘柄数が63%と
いつでも爆発しそうな爆弾をみている感じでした。
しかし、前日にすでに
「週末に向かうとともに
利益確定が出やすいタイミングですので
明日の午後から金曜日にかけては注意が必要です。」と解説、
本日午後からの戻しはその現れと考えてもよいでしょう。
金曜日の明日はさらに売りが出やすいか、
荒い値動きが出やすいタイミング、
積み上げた利益はしっかりとっておくように設定しておきます。
米国市場同様、IT、ハイテク関連には
押し目買いが入りやすいタイミングなので、
次の狙いとして物色してみましょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
25,520.88 +171.28(0.68%)
ドル・円
105.30 – 105.31 -0.09(-0.08%)
ユーロ・円
124.38 – 124.40 -0.06(-0.04%)
ユーロ・ドル
1.1812 – 1.1813 +0.0005(0.04%)
NYダウ工業株30種(ドル)
29,397.63 -23.29(-0.07%)
S&P500種
3,572.66 +27.13(0.76%)
ナスダック
11,786.431 +232.575(2.01%)
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