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2021年12月03日の日経概況

2021年12月03日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比276円20銭(1.00%)高の2万8029円57銭でした。
米国市場が自律反発のタイミングに来ていたことで3指数そろっての反発、
日本市場もその流れを引き継ぎました。
軟調な動きで一週間を終えた日本市場は再来週の注目イベントを
気にしながら神経質な動きを続けると予想されます。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発して、
前営業日比617ドル75セント(1.8%)高の3万4639ドル79セント、
ナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに反発して、
前日比127.268ポイント(0.8%)高の1万5381.320で取引を終えました。

オミクロン型の影響で
2日間で1100ドルほど下落したことで
自律反発のタイミングにきていました。

中国とインドでのビジネスに好材料の出た
ボーイングが大幅に上昇、
失業保険申請件数が市場予想を下回ったことも好感されました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場同様、
自律反発のタイミングにきており、
売られすぎの領域に入っていた

景気敏感株をはじめ、幅広い銘柄が買われました。
オミクロン型が確認されてからの
下落幅は1700円を超え、
27000円台に突入、割安感のある領域に入っていました。

午前中は下げる場面も見られましたが、
終値で節目の価格を超えて今週の取引を終えました。

前日の戦略で注目するように解説した
空運業が大幅に反発して上昇率1位、
海運が次に位置しました。

陸運が3位を占め、旅行、物流関連全般が買われました。
一方、その他製品が売られ、
医薬品、情報・通信などは比較的に
緩い上昇にとどまりました。

日経の日足は下ひげを持つ
陽線を形成しました。
上髭は持たず、終値が高値で
反発を試す力が強く現れました。

抵抗になると思われた28000円を上に抜けましたが、
まだ安心するには至らず、
来週のはじめに本日の高値を抜けてくれるかがポイントです。

週足では上下ひげを持つ短陰線を形成、
変動性が高かったことをしめしています。
13,26,52週移動平均線を一気に割り込んだので、
まだ回復の兆しが見えない形です。

商いは3兆円を僅かに割りこみました。
東証1部の売買代金は概算で2兆9347億円、
売買高は12億3333万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は2015、
値下がりは138、変わらずは31銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

軟調で神経質な展開になった今週、
オミクロン型の恐怖が世界の市場を揺らしました。
11月の終わり2日だけで28000円を割りこみ、
そのあとも変動性の高い相場で、やっと反発して今週の取引は終了。

来週は再来週のイベントにひかえて
やはり神経質な動きが予想されます。
12月14-15はFOMCが予定されており、

今週の議会証言で市場にインパクトを与えた
パウエル議長の構えから、
12月FOMCに注目が集まるようになりました。

主要イベントのほかにオミクロン型関連の
ニュースは来週も続くとみられ、
関連報道一つ一つに敏感に反応する動きは続くでしょう。

来週の主要イベントは中国のCPI(消費者・生産者物価指数)が9日、
米国のCPIが10日に発表されるので、
物価の動向が市場の注目を集めやすい直近の状況からすると
軽視できないイベントでもあります。

アフターコロナ銘柄として注目されていた
旅行・レジャー関連及び物流関連などは
継続して変動性が高まるので、デイトレ銘柄としては良い対象になるでしょう。

その他、週後半のイベントを考慮すると
消費財関連、小売り関連が注目されますので
物色してみましょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
28,029.57 +276.20(1.00%)
ドル・円
113.36 – 113.37 +0.10(0.08%)
ユーロ・円
127.97 – 127.98 -0.13(-0.10%)
ユーロ・ドル
1.1287 – 1.1288 -0.0023(-0.20%)
NYダウ工業株30種(ドル)
34,639.79 +617.75(1.81%)
S&P500種
4,577.10 +64.06(1.41%)
ナスダック
15,381.320 +127.268(0.83%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/beginnning/topics/

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