2021年12月15日のの東京株式市場は小幅に反発しました。
終値は前営業日比27円08銭（0.10%）高の2万8459円72銭でした。
米国市場はFOMCを控え様子見の色が強い続落、
日本市場は前日の終値を挟んでプラス・マイナスが交差する
方向感のない展開となりました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は続落して、
前営業日比106ドル77セント（0.3%）安の3万5544ドル18セント、
ナスダック総合株価指数も続落して、
前日比175.642ポイント（1.1%）安の1万5237.640で取引を終えました。
市場予想を超える景気指標と、
FOMCを控えての様子見が買いを押さえて、
様子見に近い続落となりました。
11月の卸売物価指数（PPI）は
市場予想を上回る上昇率をしめし、
テーパリングが早まるとの観測に繋がりました。
利上げ観測によりハイテク関連銘柄に売りが広がりました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の方向感の定まらない
続落を受け、やはり方向感のない展開になりました。
FOMCの結果を見極めたいとの投資家が多く、
ポジションを一方的に傾けることは難しく、
前日の終値を挟んでの動きが続きました。
輸送用機器、鉄鋼、サービス業などの
景気敏感株に買いが進む一方、
水産、卸売業など内需の一角にも買いが進みました。
一方、海運業、精密機器、ゴム製品、パルプなど
素材系の計器敏感業種が売られました。
日経の日足は長い上ひげを持つ陽線を形成しました。
前日の日足に包まれ、高値は切り下げ、
安値は切り上げたので形では持ち合い、
FOMCの結果を米国市場が反映するまでは
今週入ってからの乱高下が訂正されることはないでしょう。
75日線を下にデッドクロスした25日線は
200日線にタッチしており、
明日にでもデッドクロスすると売りのサインとなり
下げが加速する可能性があるので注意しましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆3117億円、
売買高は9億9023万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1317、
値下がりは750、変わらずは116銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
流れをみても形をみても、
方向感のない展開というのが明確な1週間になりつつあります。
本日は上昇になりましたが、
前日の終値を挟んでプラス・マイナスを
往復する消耗的な取引でに終始しました。
FOMCのインプット材料となる米国の11月PPIは
市場予想を上回り、景気の強さをアピールしましたが、
好調な結果が続きながらも景気はピークアウトに
向かっている前兆は出ています。
年末講座でも伝えた通り、10年、2年物国債の
金利差が急速に縮小される流れが見られ、
景気のピークアウトが近づくサインを出しています。
もちろん、今すぐではありませんが、
時差をおいて、景気が減速に向かう可能性は
十分あるので注意が必要です。
来年に向けての投資戦略には本日の記事が
いいヒントになりますので、参考にしてください。
「書面・対面義務を原則廃止 政府がデジタル重点計画案」
（https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA150PM0V11C21A2000000/）
「デジタル原則」、「デジタル田園都市国家構想」、「デジタル完結」などの
キーワードが並んでおり、共通語はやはり「デジタル」。
今後の生活において欠かせないことなので、
関連銘柄を幅広く押さえておくのはいい戦略になるでしょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
28,459.72 ＋27.08(0.10%)
ドル・円
113.71 – 113.72 ±0.00(0.00%)
ユーロ・円
28.16 – 128.17 ＋0.01(0.00%)
ユーロ・ドル
1.1269 – 1.1271 －0.0001(0.00%)
NYダウ工業株30種（ドル）
35,544.18 －106.77(－0.29%)
S&P500種
4,634.09 －34.88(－0.74%)
ナスダック
15,237.640 －175.642(－1.13%)
ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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