米国の株式市場における業種の分類には、いくつかの方法がありますが、最も一般的なのはGICS(Global Industry Classification Standard)による分類です。いきなり横文字が出てきてなんか難しそうに見えてしまいますね。大丈夫ですよ。そんな名前があるということだけですので。
GICS(Global Industry Classification Standard)は、S&P Dow Jones IndicesとMSCIが共同で開発した、世界的に使用されている業種分類基準です。GICSは、世界中の株式市場に上場する企業を11のセクターに分類し、それぞれのセクターをさらに細分化した産業グループ(Industry Group)と産業分野(Industry)に分類しています。
電気、ガス、水道などの公益事業関連の業種が含まれます。米国内で提供するので、日本を始め、海外の人には馴染みの薄い銘柄が集まっています。景気に関係なく必要とされるので、不況にも強いディフェンシブなセクターです。代表的な企業には、Duke Energy、NextEra Energy、American Electric Powerなどがあります。