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決算発表シーズン到来!あの株は買うべき?決算シーズンの行動要領

1.決算発表前の行動

決算発表は誰にでも辛い

決算発表が近づくと、個人投資家はソワソワしてしまいます。決算発表によって株価が乱高下することが多いからです。しかも、その動きを事前に予測することは難しいのです。間違いなく素晴らしい業績なのに株価が暴落する、またはその反対のことも起こりますね。この業績でなぜ株価があがる?というようなことです。迷いの多い決算発表シーズン、あなたはどうしますか?

どれだけ情報を集めて分析しても、株価がどうなるかははっきりいってわかりません。しかし、決算発表シーズンを成功に導くためのポイントを押さえておけば、少なくとも安心して寝れるかもしれません。それでは、重要なポイントを見ていきましょう。

本記事は「決算発表前」と「決算発表の後」の2回に分けて、投資家に求められる行動のポイントをまとめました。今回はまず「決算発表前」から。

決算発表前のポイント1: 予測できないことを認めよう

多くの投資家が決算発表後の株価の動きを予測しようと頑張ります。インターネット上の情報を集め、アナリストの評価を探して、新聞記事も隈なく読むなど努力して、「この株はこうなる」という結論出した経験、あるのではないでしょうか?
しかし、そんな努力に水を刺すようで申し訳ありませんが、最初のポイントは、決算発表後の株価の動きは事前に予測できないことを認めることです。もうわかりきった話だよと思う投資家もいると思いますが、これが一番重要なポイントです。好決算だと思って買っても株価が急落することもありますし、逆にさえない決算でも株価が急騰すること、ありますよね?
これは私でも例外ではありません。決算発表後の株価の動きを完全に予測することはできません。アナリストの予想は参考になるので、ちょっと注意しておくといいかもしれませんがこれも長期的な観点での話が多く、業績がいいので長期的には絶対上がると言い切られても、短い期間でも株価が下がるのが嫌なあなたにとってはそう簡単に納得できることではありません。

決算発表前のポイント2: どこで出発したかを思い出そう

多少哲学的な文言になりますが、これはその株式に対してどのような態度で投資を始めたのかを認識すべきだということです。株式をすでに買って保持している状態で利益がのっています。決算が近づいてくると急落のリスクもあるので、売るか持ち続けるかと迷います。ここで最初の投資目的を思い出すのです。 その会社の将来性を信じて長期的に投資すると決めている場合は、決算をまたいで持ち続けます。その時、ある程度急落しても利益が確保できるところに逆指値などの利益確定の注文は入れておきます。
一方、テクニカル分析を通じて短期的な利益を得るのが目的だった場合は、潔く片付ける必要があります。利益が乗っていると言って、ここにきていきなり長期投資家に変身すべきではありません。

決算発表前のポイント3: 台風の前に船は出さない

上述した通り、プロの投資家にも決算発表後の株価が上がるか下がるかを予想するのは難しいことです。注目している銘柄があり、スケジュールを確認したら数日以内に決済発表が予定されている場合は、新たにトレードをスタートするのは控えるのが良いでしょう。 上がるか下がるかわからない台風の前にわざわざ船を出す必要などありません。
もちろん台風と言う予報が出ながら何もない、やはり買っておけばよかったと思う場合もありますが、正反対のことも考えられます。小さい台風かと思ったら、どんでもない強さを持ったものだったという可能性もあるわけです。
決算結果をみてから買っていても全然問題ありません。

決算発表前の行動要領、よくわかりましたか?
続く2日目では決算発表が行われた後の行動要領について説明します。お楽しみに!

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