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2024年9月9日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2024年9月9日の東京株式市場は続落しました。終値は前週比175円72銭(0.48%)安の3万6215円75銭で取引を終えました。 先週末、米国市場が大きく下げたことを背景に、日本市場にも売りが広がりました。

米国市場でハイテク関連が主に下げたことが要因で、日本市場にも半導体関連の下げが目立ちました。 35,247円まで下げ幅を拡大する場面もありましたが、割安感に着目した押し目買いが入って、引けにかけて下げ幅を大幅に縮小しながら終わりました。

||米国市場は先週末、大幅な下落

前日の米株式市場は続落して前日比410ドル34セント(1.00%)安の4万0345ドル41、ナスダックは反落して前日比436.829ポイント(2.55%)安の1万6690.832、S&P500種も反落して94.99ポイント(1.72%)安の5,408.42で取引を終えました。

世界の注目を集めていた8月の米雇用統計は市場予想を下回る結果となり、米国の景気減速への懸念が強くなりました。ハイテク関連が売られ、ナスダックの下げ幅が最も大きく、日本市場にも大きな影響を与えることが予想されました。

【 今後の投資戦略】

米雇用統計の結果が注目されるのは当然のことですが、今回は特に注目度が高まりました。9月のFRBでは利下げが確実に行われると考えられ、データによっては0.5%の下げ幅もあり得ると懸念されていました。

非農業部門の雇用者数は市場予想の16万1000人に対して前月比14万2000人増、失業率は市場予想通り、4.2%に低下。平均時給は前月比+0.4%でほぼ市場予想通り。うむ、労働市場の過熱感が解消されているのか、景気減速により労働市場が減退しているのか、どっちなの?悩ましいものですが、アメリカ市場は景気減速の方を選んだようです。

それに比べると日経はマイナス1,000円台の下げ幅から最後の切り返しが印象的でしたが、マイナスに沈んで終わったことにかわりはありません。本日の米国市場結果によってはさらに下げる余地がありますが、まずこのへんで一息入れる姿が見たいところです。

市場が悩ましい中でも業績と話題を併せ持ったACCESS <4813>のような銘柄は注目してみる価値がありますのでチェックしてみてください。

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 5,408.42 -175.72(-0.48%)
TOPIX 2,573.33 -24.09(-0.93%)
為替(日本時間 15:00)
ドル・円 142.97 - 142.99 +0.46(0.32%)
ユーロ・円 158.18 - 158.20 -0.25(-0.15%)
ユーロ・ドル 1.1067 - 1.1069 -0.0049(-0.44%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) -0.0049(-0.44%) -410.34(-1.00%)
S&P500種 5,408.42 -94.99(-1.72%)
ナスダック 16,690.832 -436.829(-2.55%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 0.890 +0.045
米10年国債(%) 3.710 -0.018
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