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桃から学ぶ、先物・オプション取引④

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原資産を入れ替えてみよう

世界一優しく先物とオプションを学ぶ入門シリーズ、いよいよ4回目を迎えました。ここまで楽しかったでしょうか? 今回の話は先物がどれだけ広い範囲をカバーしているのかについてです。

前回話したように、原資産を入れ替えると全く別の先物ができると言いました。

原資産、桃の取引で見た通りなんですが、この先物の種類、代表的なものとして挙げてみましょう。

まずコモディティーというものがあります。
今ここで見せているものだけでも、エネルギーで原油、天然ガスとかも実際に先物が存在しています。

形があれば、またそれがいつ生産されるか、これが分かっていれば、幾らでも先物ができるんです。
例えば原油先物について考えてみましょう。今の時点で中東地域の地政学リスクがあり、
戦争が起きるかもしれない。そうなるとどうなるでしょう?

原油に対しては生産が滞るかもしれないということで、数ヶ月後の時点では原油値段が上がっているだろう。
なので今のうちに買っておくか、という心理が働きませんか?
じゃあ、1バレル当たり今は70ドルぐらいなんだけど、来月になると90ドルになっているかもしれないと思えば、
この原油先物を先に70ドルで買っておく事によって、来月に思った通りに90ドルまでいったっていうと、
一つの単位で20ドルの利益を上げることができますね。

▶️こんなモノまで!!

原油だけではなく、天然ガス、ガソリン、また金、シルバー、プラチナ、これらが代表的なものです。
これを通り越してもっとすごいものもあります。「え、牛肉とかもあるの?」とびっくりしますが、実際に取引されています。

ここは大事ですが、誤解しないで下さい。これ、あくまでも牛肉を原資産にして先物を設定してるだけですので、
その先物取引場というところに行ったら、牛がいるとか、そういうことではないです。ここも一緒ですね。
桃の先物も二人で取引しているけど、実際には桃はどこにもないのです。

こんなにも多くのものが! (ChatGPTで作りました)

将来に出来上がるものですよということですね。数字が存在すると先物というものを設定することができます。

株価指数に対して、先物を作って取引することももちろん可能です。商品先物、日経先物、これも存在するものです。
また、通貨FX取引をする方も多いですね。

アメリカのドル、ユーロ、また円など、とにかくお金が存在すると、それに対しての先物、これを設定することもできますし、
金利という目には見えない、ただ、中央銀行が決めるようなこういうものに対しても先物というものが存在して、
非常に活発に取引されています。

もちろんこれ海外での話なんです。
それ以外に関しても、本当にこんなものも存在するのをという「嘘?」と言いたくなるようなものもいっぱいあります。
例えば天候、降水量で先物をするとかですね、これらは気温、またハリケーンなどに関しての先物を設定しています。

▶️概念が理解できたら

面白いですね。先物は概念さえ理解できれば、あとはどんどん物を入れ替えて行くだけです。
そしてそれの取引単位が一ついくらという風に覚えてしまえば、取り決めもすぐにできます。
次回は日経225先物に対してもう一度詳しく取引単位など明確にしていきます。
実際の画面を見ながら取引するところまで見ていきましょう。

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