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2025年1月20日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年1月20日の東京株式市場は反発しました。終値は前週末比451円04銭(1.17%)高の3万8902円50銭で取引を終えました。週末の米国市場が3指数揃って上昇したことを受けて、買いが進みました。

先週末は500円超えの下落幅を見せる場面もありましたが、本日は上げ幅が500円を超える場面がありました。トランプ氏の就任を前にして利益を確定してポジションを外す動きに変わり、上昇幅を縮小して終わりました。

戻ったところではレジスタンスが待ち構えている日経

||米国市場は3指数揃って上昇

前日の米株式市場は反発し、前日比334ドル70セント(0.77%)高の4万3487ドル83セント、ナスダックは反発し、前日比291.909ポイント(1.50%)高の1万9630.199 、S&P500種も反発し、前日比59.32ポイント(0.99%)高の5,996.66で取引を終えました。

経済指標の結果が市場の安心感を引き出しました。この週に発表された主要な指標であるPPI, CPI、小売売上高はいずれも市場予想を下回り、インフレ再燃の懸念が後退しました。ダウ指数では週間で1549ドル(3.7%)の上げ幅で昨年11月以来の記録となりました。

【 今後の投資戦略】

見事な上昇幅ですが、不安定な心理は市場のデータであらわれています。まず、出来高の減少。東証プライムの売買代金は3兆3768億円、今年に入って最少です。自信を持って買い上げる動きがみられませんでした。

また、テクニカル的な形でも投資家心理を引き上げるのには不安が残る形となりました。現在の位置からさらに上げていっても、持ち合いの時に作られた下値のサポートラインにぶつかると下げやすくなります。トランプ就任の初日に合わせて下振れが確認されると心理的に悪化し、下げ幅を広げることが想定されるので、米国市場の反応をみてから新たなポジションを作るのがよいでしょう。

買いが中心の場合は、割安なレベルまで下げて反発の準備に入っている医薬品は狙いを定めて良い業種です。

割安感が出ている製薬業種

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 38,902.50 +451.04(1.17%)
TOPIX 2,710.40 +30.98(1.16%)
為替(日本時間 15:30)
ドル・円 156.06 - 156.07 +0.46(0.29%)
ユーロ・円 160.83 - 160.85 +0.81(0.50%)
ユーロ・ドル 1.0304 - 1.0306 +0.0020(0.19%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 43,487.83 +334.70(0.77%)
S&P500種 5,996.66 +59.32(0.99%)
ナスダック 19,630.199 +291.909(1.50%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.190 -0.010
米10年国債(%) 4.626 +0.021
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