【市場の総括】
2025年7月24日の東京株式市場は大幅に続伸しました。終値は前日比655円02銭(1.59%)高の4万1826円34銭で取引を終えました。今年の最高値を更新。4万2,000円台も視野に入る強い買いが広がりました。
日経平均は続伸し、今年の最高値を更新。4万2,000円台も視野に入る強い買いが広がりました。米国の株高、日米関税合意、さらにEUとも合意に向かうとの報道もあり、景気敏感株を中心にほぼ全面高の展開。銀行や保険など内需系にも資金が流入しましたが、直近急伸した自動車株の一部には利益確定売りが出ました。
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||米国市場は続伸
前日の米株式市場は続伸し、前日比507ドル85セント(1.14%)高の4万5010ドル29セントして、ナスダックは反発し、前日比127.332ポイント(0.60%)高の2万1020.017、S&P500種も反発して前日比49.29ポイント(0.78%)高の6358.91で取引を終えました。
米国株は日米関税合意やEUとの追加交渉進展期待を受け全体的に買い優勢となりました。特に半導体や再生エネルギー関連、ハイテク大手が指数高値を牽引しました。景気懸念後退とともにリスク選好が鮮明になりましたが、米国債金利上昇で伝統セクターでもパフォーマンスが改善しました。今後は、主要企業決算やFOMCによる金利見通し、対中貿易協議の展開を注視する必要があります。
【 今後の投資戦略】
一時的とは言え、1年ぶりに42,000円に乗せてくるのは大きな意味がある動きです。伝統的に7月、8月は夏バテ相場と言って、大きな動きがないと言われていましたが、昨年の7月に史上最高値を更新して、今年もその勢いです。季節によって一定のパターンが見られることをアノマリーといいますが、7月、8月に対するアノマリーを変更しないといけない時期に来ているかもしれません。
今後の投資戦略は
- 関税・通商テーマや好業績銘柄への物色優勢継続
- 決算発表相場への機敏な対応・銘柄選別重視
- 短期的な過熱修正リスクと一部セクターでの利益確定売りには注意が必要です。本日、自動車セクターが利益確定に押されたのがいい例でしょう。
また、相場の過熱感を意識し、押し目やセクター間の資金循環に着目した分散投資戦略が有効でしょう。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 41,826.34 | +655.02(1.59%) |
TOPIX | 2,977.55 | +51.17(1.75%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
---|---|---|
ドル・円 | 146.26 - 146.28 | -0.47(-0.32%) |
ユーロ・円 | 172.05 - 172.06 | -0.23(-0.13%) |
ユーロ・ドル | 1.1762 - 1.1763 | +0.0021(0.17%) |
海外株式 | ||
---|---|---|
NYダウ工業株30種(ドル) | 45,010.29 | +507.85(1.14%) |
S&P500種 | 6,358.91 | +49.29(0.78%) |
ナスダック | 21,020.017 | +127.332(0.60%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.595 | +0.005 |
米10年国債(%) | 4.385 | +0.041 |