ホーム » 配信情報トップ » NIKKEI » 日経概況 » 金利低下で日経890円高、東エレクとイビデンは逆行安|日経平均の概況【8月20日】

金利低下で日経890円高、東エレクとイビデンは逆行安|日経平均の概況【8月20日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

CLOSING BELL ・ 2026.08.20

金利低下で日経890円高、東エレクとイビデンは逆行安

日経平均の概況

8月20日 17:30更新読了目安 6分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    日経平均は890円37銭高の6万6216円79銭と3日ぶりに大幅反発し、6万6000円台を回復しました。

  2. 02

    上げを作ったのはソフトバンクグループとファーストリテイリングで、東京エレクトロンとイビデンは逆行安です。

  3. 03

    2日間で失った3893円83銭に対し戻したのは890円分です。金利が戻れば反発も戻ります。

日経平均66,216.79円+890.37円
TOPIX4,059.73+47.42
グロース250776.98+34.7
ドル・円158.63円-0.5円

KEY LEVELS

判断に使う水準

上値の目安66,216円上側の判断水準
中心価格66,100円値動きの分岐点
下値の目安66,000円下側の判断水準
この記事の目次
  1. 01市場の総括
  2. 02今晩の米国市場の注目ポイント
  3. 03今後の投資戦略

01

市場の総括

20日の東京株式市場で日経平均株価は前日比890円37銭(1.36%)高の6万6216円79銭と3日ぶりに大幅反発しました。TOPIXは47.42ポイント(1.18%)高の4059.73、東証グロース市場250指数は34.70ポイント高の776.98と、いずれも3日ぶりの反発です。東証プライムの売買高は22億5115万株、売買代金は8兆6034億円でした。値上がりは全体の84.8%を占め、値下がりは13.1%にとどまります。日経平均採用銘柄では値上がり182、値下がり42、変わらず1でした。10年物国債の利回りは2.830%と、前日の2.879%からさらに低下しています。

買い戻しの理由は株式ではなく債券にありました。米財務省が長期国債の買い戻しオペを増額すると発表したことで米10年債利回りが4.647%へ下がり、国内でも20年債の入札を通過して長期金利が低下したためです。韓国のKOSPIが5.89%高と急伸したことも投資家心理を支えました。業種別では輸送用機器、電気・ガス業、医薬品が上昇し、鉄鋼、銀行業、保険業が下落しています。金利低下は銀行と保険には逆風です。指数を押し上げたのはソフトバンクグループの128円72銭とファーストリテイリングの107円81銭で、2銘柄で236円分です。キオクシアホールディングスも70円40銭分を上乗せしました。反対に東京エレクトロンは64円36銭分、イビデンは37円88銭分、指数を押し下げています。ドル円は15時時点で1ドル=158円63銭と、前日16時の159円13銭から50銭の円高ですが、それでもトヨタ自動車は4.25%高、ホンダは4.78%高と自動車株は買われました。

02

今晩の米国市場の注目ポイント

19日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が0.22%高の5万3463ドル05セント、S&P500種株価指数が0.21%高の7707.98、ナスダック総合指数が0.16%高の2万6331.09と、そろって上げました。財務省の買い戻しオペ増額で長期金利が下がったことが支えでしたが、終盤に公表された7月のFOMC議事要旨が追加の引き締めに触れていたため、上げ幅は0.2%前後にとどまっています。

今晩は日本時間21時30分に新規失業保険申請件数と8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、23時に7月の景気先行指数が出ます。決算ではウォルマートが控えます。時間外の米株先物と大阪取引所の日経平均先物は、いずれも本日の東京市場の終値近辺で小動きです。ここで確かめたいのは米国の消費です。14日に発表された7月の小売売上高は前月比0.3%増の予想どおりで、同じ日のミシガン大学消費者信頼感指数は54.1と低い水準にとどまりました。指標では弱く見える消費が、実店舗の売上高でも弱いのかどうかを、ウォルマートの通期見通しが示します。ここが下方修正されれば、金利低下は景気の減速を映したものだったという読み方に変わります。

03

今後の投資戦略

本日の反発は、金額でみると2日間の下げの4分の1にも届いていません。18日の1759円52銭安と19日の2134円31銭安を合わせた3893円83銭に対し、戻したのは890円37銭で22.9%です。19日に9日ぶりに割り込んだ6万6000円は回復しましたが、18日の始まりである6万8000円台まではまだ1800円あります。値幅の戻りは浅いのに、参加した銘柄は東証プライムの84.8%と広い。これが本日の相場の姿です。下げの主役だった値がさ半導体はまだ戻っておらず、東京エレクトロンは1.17%安の5万4020円、イビデンは2.87%安の1万9150円で終えました。上がったのは、直前まで売られていた自動車や医薬品といった、半導体とは別の場所にある銘柄です。

金利が下がったから株が買われた、という筋道は、金利が上がれば逆に働きます。本日の買い戻しは米財務省の買い戻しオペという一つの発表から始まっており、日本側に新しい買い材料が出たわけではありません。今晩21時30分の米指標で景気の強さが確かめられれば利回りは戻りやすく、そのときに真っ先に売られるのは、本日いちばん買われた輸送用機器と医薬品です。上を見るなら6万7000円台、つまり18日の下げ幅を半分取り返す水準が次の目安になりますが、そこまでは東京エレクトロンが下げ止まらないかぎり届きません。下は本日の日中安値ではなく、6万6000円をそのまま使います。ここを明日の日中に割り込むようであれば、本日の890円37銭は反発ではなく、下げの途中の一服だったことになります。買い戻しの理由が金利である以上、明日いちばんに見るのは株価ではありません。自動車と医薬品を手放す合図は、東京エレクトロンの5万4020円が戻るかどうかではなく、2.830%まで下がった10年物国債の利回りが再び上を向くことです。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

TBL AI INVESTMENT COMMUNITY

分析を、毎日の判断につなげる。

日経225、米国個別株オプション、先物デイトレとAI分析ツールを体系的に学べます。

詳しく見る

AI株式マスターコース

ジョンの毎日相場解説で、
“勝てる投資家”へ。

  • 250本超の動画で株式投資を基礎から上級まで体系的に習得
  • 日経225先物のリアルタイムデイトレを週1回・ジョンが直接指導
  • ChatGPT・NotebookLMを使ったAI銘柄分析を実践で学べる
月額 20,000円4サービス統合 / 通常28,000円
コースを見る ›

主宰・ジョン シュウギョウ | TBL AI投資コミュニティ

お買い物カゴ