CLOSING BELL ・ 2026.09.28
75日線に押し返され日経486円安、上昇は保険と銀行だけ
日経平均の概況
3 POINTS
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日経平均は486円58銭安の6万5877円62銭で6日ぶり反落。高値6万7034円74銭から安値引けとなりました。
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75日移動平均線の6万6635円に上値を抑えられた一日。上昇したのは保険・銀行など4業種だけです。
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あすは配当の権利落ち日。25日移動平均線の6万5296円で下げ止まるかを確かめる場面です。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
2026年9月28日の東京株式市場は6日ぶりに反落しました。日経平均株価の終値は前週末比486円58銭(0.73%)安の6万5877円62銭です。TOPIXは16.59ポイント安(0.40%)の4112.00、東証グロース市場250指数は9.08ポイント安(1.13%)の791.47と、そろって下げています。東証プライムの値上がりは468、値下がりは1039で、全体の66.9%が下落しました。売買代金は概算8兆2028億円、売買高は24億1504万株です。10年物国債の利回りは0.004%低下の3.066%で引けましたが、日中は一時3.095%まで上昇しました。
寄り付きは141円74銭高の6万6505円94銭で、その後一時6万7034円74銭まで上げています。前週末25日の米国市場が原油安と金利低下で上昇した流れを引き継いだ買いです。ただ買いが一巡すると伸び悩み、前場のうちにマイナス圏へ沈みました。後場は半導体株の比重が高い韓国総合株価指数の下落が重しとなり、大引けにかけて安値で引けています。業種別で上昇したのは保険業(0.95%高)、銀行業(0.83%高)、電力・ガス業、サービス業の4業種だけで、残る29業種が下落しました。下落率の上位は医薬品の1.59%安、パルプ・紙の1.58%安、鉱業の1.07%安です。指数寄与ではソフトバンクグループが94円高の6244円で約76円分を押し上げた一方、イビデンが1銘柄で約69円分を押し下げ、アドバンテスト、ファーストリテイリングが続きました。社長の解任が報じられたニデックは500円安の2340円でストップ安です。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
前週末25日の米国市場は、ダウ平均が478ドル64セント高の5万1828ドル62セント、S&P500が39.28ポイント高の7743.41、ナスダック総合が129.35ポイント高の2万7068.72と3指数そろって上昇し、SOX指数も3日ぶりに反発しました。イランがホルムズ海峡の開放を提案したと伝わって原油が下げ、米10年物国債の利回りが0.037%低下の5.160%となったことが買い材料です。
今晩は決算がなく、指標も23時30分の9月ダラス連銀製造業景況指数(予想7.3、前回11.6)だけです。時間外のダウ先物12月限は89ドル高の5万2032ドル、大阪の日経平均先物12月限は日中清算値6万5570円に対し夜間6万5530円です。見ておきたいのは原油です。WTI先物の11月限は25日に2.33%安の1バレル92ドル41銭まで下げましたが、本日の時間外では買い戻しが入っています。ホルムズ海峡の開放は米国が条件を受け入れることが前提で、まだ決まっていません。25日の株高と金利低下は原油安が続くことを前提に付いた値段ですから、その前提が崩れれば逆にたどります。
03
今後の投資戦略
高値の6万7034円74銭から終値まで、1157円12銭を戻しました。高値は75日移動平均線の6万6635円を約400円上回っており、線を抜けたうえで買いが続きませんでした。先週24日にも一時6万6249円11銭まで買われながら同じ線の手前で失速しており、今回は上抜けてから戻された点が違います。売買代金は8兆2028億円と前週末の7兆8008億円から膨らんでおり、商いが細ったのではなく、この水準で売る人がいたということです。日経平均の構成銘柄は値上がり53に対して値下がり171。ソフトバンクグループの押し上げ76円を除けば、下げ幅はさらに大きくなっていた計算です。下の支えは2本が近接しています。5日移動平均線が6万5382円、25日移動平均線が6万5296円で、終値からは500円前後です。
あすは9月期末配当の権利落ち日です。理論上は配当の分だけ指数が下に押される日で、本日の安値引けを引き継げば寄り付きから2本の移動平均線に触れます。ここの読み筋が外れるとすれば、きっかけは国内ではなく米国側です。今晩の米国で原油が25日の水準まで下げ直し、10年物国債の利回りが5.160%からさらに低下するようなら、権利落ち分は寄り付きのうちに埋まります。逆に原油が戻り、国内の10年物国債の利回りが日中高値の3.095%を上回っていくなら、本日の医薬品1.59%安・化学1.06%安という並びがもう一日続くと見るのが自然です。買いを入れる場合は、上がった4業種のうち保険と銀行に絞ります。金利が高止まりする前提でも収益が増える側だからです。あすの前場で25日移動平均線の6万5296円を割り込んだまま戻せないようなら、権利落ち分を自力で埋める力は今の相場にないと見て、買い直しは75日移動平均線の6万6635円を再び上回るのを待ちます。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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