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米株反落で売り先行か、夜間先物570円安|日経平均の見通し【10月8日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

OPENING BELL ・ 2026.10.08

米株反落で売り先行か、夜間先物570円安

日経平均の見通し

10月8日 8:00更新読了目安 8分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    夜間先物は69,790円。前日比は-570円です。

  2. 02

    2026年10月8日の東京株式市場は、反落して始まりそうです。

  3. 03

    7日の米国市場は主要3指数がそろって下落しました。

夜間先物69,790円-570円
米10年債5.284%+0.004
S&P5007,801.77-0.22%

KEY LEVELS

判断に使う水準

中心価格68,500円値動きの分岐点
この記事の目次
  1. 01市場の見通し
  2. 02米10年債利回りが24年ぶり高水準をつけ、3指数そろって反落
  3. 03本日の投資戦略

01

市場の見通し

2026年10月8日の東京株式市場は、反落して始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月限は日中清算値比570円安の6万9790円で引け、7日の日経平均株価の終値7万0035円71銭からは245円ほど下の位置にあります。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は6万9850円で、大阪の日中終値比では510円安でした。前夜の米国市場ではNYダウが5日ぶりに反落し、前日に最高値を更新していたナスダック総合指数とS&P500もそろって下げに転じたため、利益確定売りが引き継がれやすい地合いです。本日の想定レンジは6万9200円から7万200円とみています。下限は夜間取引で下値が止まった6万9210円の近辺、上限は7日の終値をわずかに上回る水準です。

ユーロ円が7日の東京時間から1円02銭の円高となり、176円98銭で引けました。始値178円00銭から安値176円55銭までの振れで、フランスの財政問題への懸念から仏国債の利回りが上がり、ユーロの重しになった形です。ドル円は6日の終値158円10銭から7日の終値158円08銭へ2銭の円高、今朝8時14分は158円00銭と7日の終値からさらに8銭の円高です。158円台半ばに来ている200日移動平均線が上値を抑える形は変わっていません。需給の面では、9日に株価指数オプションの特別清算指数(SQ)の算出日を迎え、10日から12日まで3連休が入ります。信用買い残は2日時点で6兆5235億円と2週連続で増えており、上げの途中で膨らんだ持ち高を連休前に軽くする動きが出やすい並びです。

02

米10年債利回りが24年ぶり高水準をつけ、3指数そろって反落

7日の米国市場は主要3指数がそろって下落しました。NYダウは前日比341ドル41セント安の5万1179ドル87セントで5日ぶりの反落、S&P500は17.16ポイント安の7801.77、ナスダック総合指数は61.20ポイント安の2万7538.69で6日ぶりの反落です。SOX指数も5日ぶりに反落しました。重荷になったのは金利で、10年物国債の利回りは取引時間中に一時5.36%台まで上昇し、2002年以来およそ24年ぶりの水準をつけています。ただ、この日の10年債入札が最高落札利回り5.300%と発行日前利回りの5.317%を下回る強い結果となり、利回りは5.26%台まで低下、終値は0.004%上昇の5.284%とほぼ横ばいで引けました。2年債は4.770%へ下げ、2年債と10年債の利回り格差は前日の0.48%から0.51%へ広がっています。WTI先物は1ドル16セント安の88ドル28セントで、国際エネルギー機関が未履行の1億バレルの石油備蓄放出を急ぐと表明したことが効きました。VIX指数は0.07上昇の15.08です。

下げの中身は、相場全体の失速とは少し違います。ダウの341ドル安のうち300ドル近くはキャタピラー1銘柄によるもので、米連邦取引委員会と米農務省が農機業界で反競争的な慣行がないかを調べるため情報収集を始めたと報じられ、同社株は5.7%超下げました。一方でアムジェンやジョンソン・エンド・ジョンソン、アマゾン・ドット・コム、アップル、ウォルマートは買われています。アドバンスト・マイクロ・デバイセズやマーベル・テクノロジーが売られ、半導体株には前日の最高値更新を受けた利益確定が出た形です。午後に公表された9月15日と16日開催分のFOMC議事要旨では、19人の委員全員が利上げを支持し、大半の参加者が年末までにもう一段の引き上げが適切になる可能性が高いと判断していたことが分かりましたが、相場の反応は小幅にとどまりました。東京市場に渡ってくるのは個別企業の悪材料ではなく、利回りが24年ぶりの高さをつけた記憶と、最高値圏での持ち高調整という二つです。

03

本日の投資戦略

ファーストリテイリングが本日、2026年8月期の決算を発表します。同社は7月の第3四半期決算で連結純利益の予想を4800億円から5000億円、前期比15.5%増へ引き上げており、市場の関心は27年8月期の見通しに移っています。日経平均株価への寄与度が大きい銘柄ですから、決算を受けた株価の振れはそのまま指数に出て、9日のSQ算出にも響きます。ADRの円換算終値は7万4620円と東証終値比160円安にとどまり、前夜の時点で身構えた売りは出ていません。同じ8日にはセブン&アイ・ホールディングスや吉野家ホールディングス、キユーピーの決算、台湾積体電路製造の9月の月次売上高も控えます。国内では8時50分に8月の国際収支が出て、経常収支は3兆1000億円の黒字が見込まれています。12時35分には30年利付国債の入札が6000億円程度、14時には日銀支店長会議と10月の地域経済報告が並びます。

東証は7日、新しい基準で選んだTOPIXの構成銘柄を発表しました。現在およそ1630ある銘柄数は986へ、4割の減少です。プライム市場からは600強が外れる一方、これまで対象外だったスタンダード市場とグロース市場から35銘柄程度が新たに入ります。日本マクドナルドホールディングス、ワークマン、セリア、東映アニメーションがスタンダード市場から、GO、トライアルホールディングス、タイミー、フリー、ティアフォー、アストロスケールホールディングス、Synspective、QDレーザがグロース市場からの採用です。入れ替えは10月最終営業日に行われ、除外される銘柄の構成比率は約2年をかけて段階的にゼロへ下げられます。つまり採用側には指数に連動する資金の買いが期限を区切って入り、除外側には2年がかりの売りが乗ります。本日の東京市場では、日経平均の方向とは別の線で動く銘柄が増えるという意味で、指数だけを追っていると見落としが出ます。27年10月に一部の再評価、28年以降は毎年10月に定期入れ替えという段取りも決まったため、新興市場の成長企業には先行きの採用を見込んだ資金が入りやすくなります。

9日のSQを控えた日は、前場と後場で需給の色が変わりやすくなります。本日は安く始まる想定ですが、夜間取引の中身を見ると、日中比80円安の7万0280円で始まったあと米国市場の取引開始後に6万9210円まで下げ、売り一巡後は6万9750円から6万9900円で保ち合って6万9790円で終えています。下げ切ったのではなく、下で買いが入った形です。先物のボリンジャーバンドは+2σが7万0700円、+1σが6万8420円で、夜間はこのレンジを下に抜けました。週足では+2σが6万9760円にあり、夜間の終値はそのすぐ上です。ここを保てるかどうかが、7万円台の回復を一時的なものに終わらせるかの分かれ目になります。日足のパラボリックのSAR値は6万8000円近辺で、週足の+1σ6万7830円と重なる位置にあり、ここまで下げると短期の売りが仕掛けやすくなります。オプションの権利行使価格では6万8500円から7万500円が意識される幅です。ファーストリテイリングの決算が出るのは取引時間中ですから、SQを前にした判断材料は昼を挟んで変わります。ADRが7万4620円と0.21%安にとどまったことを出発点に置き、決算後の株価がこの水準を割るかどうかで、7万円台を守る余力を測ります。

  1. 1

    ファーストリテイリングが本日、2026年8月期の決算を発表します。

  2. 2

    東証は7日、新しい基準で選んだTOPIXの構成銘柄を発表しました。

  3. 3

    9日のSQを控えた日は、前場と後場で需給の色が変わりやすくなります。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

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