OPENING BELL ・ 2026.10.12
米3指数高もSOX続落、夜間先物は500円安
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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夜間先物は68,970円。前日比は-500円です。
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原油高への警戒も薄れ、WTI先物は0.36ドル高の91.85ドル、VIX指数は0.57低下の14.84まで下がりました。
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2026年10月12日のスポーツの日、東京の現物株式市場は休みですが、大阪取引所の日経225先物とオプションは祝日取引として動きます。
数字だけを、先に確認
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本日の祝日取引の見どころ
2026年10月12日のスポーツの日、東京の現物株式市場は休みですが、大阪取引所の日経225先物とオプションは祝日取引として動きます。日中立会は8時45分から15時40分まで、夜間立会は17時から翌朝6時までで、平日と同じ時間割です。手がかりになる前の晩の数字は、強弱が混じりました。9日の米国市場でNYダウは423ドル31セント高の5万1654ドル95セントと続伸し、S&P500とナスダック総合指数もそろって上げています。ところが大阪取引所の夜間取引では、日経平均先物12月限が日中清算値比500円安の6万8970円で引けました。9日の日経平均株価の終値6万9030円92銭からも60円ほど下の水準です。米国株の上昇を素直に受け取れていないのは、SOX指数が0.41%下げて3日続落したためで、本日の祝日取引も半導体の重さを抱えたまま方向を探る形になりそうです。為替はドル円が今朝8時20分すぎに158円23銭で、9日のニューヨーク市場の終値158円30銭台から10銭ほどの円高、ユーロ円は177円22銭で同じ終値176円83銭から39銭の円安です。どちらも値幅は小さく、先物を押し引きする材料にはなりにくい並びです。今週の日経平均の予想レンジは6万7000円から7万1000円という見方が市場に出ており、夜間立会の終値6万8970円はほぼその中央にあたります。
気を付けたいのは、祝日取引の出来高が平日の日中立会よりも薄くなりやすい点です。現物株が動かないため、裁定取引や現物に対するヘッジに伴う売買が入らず、売買に参加するのは先物とオプションだけを扱う人に限られます。少ない枚数で値が飛びやすく、日中立会でついた値がそのまま平日の水準として通用するとは限りません。もう一つは限月の並びです。9日に10月限オプションのSQを通過したばかりで、SQ値は6万8465円23銭でした。次のSQは11月13日で、いま取引の中心にあるのは先物が12月限、オプションが11月限です。SQを越えた直後は建玉がいったん整理されて薄くなるため、権利行使価格に沿って値が止まる力も平常時より弱くなります。シカゴ日経平均先物の円建て清算値6万9085円が大阪の夜間終値より115円高い点も、寄り付きでこの差を埋めに動くかを見ておく材料になります。
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3指数がそろって上げたのに、SOX指数だけが3日続落しました
9日の米国市場は主要3指数がそろって上げました。NYダウは前営業日比423ドル31セント高の5万1654ドル95セント、S&P500は46.18ポイント高の7811.54、ナスダック総合指数は172.83ポイント高の2万7366.17です。10年物国債の利回りは0.011%上昇の5.242%で、7日に一時5.36%と2002年以来の高さをつけたあとは5.2%台での推移が続いています。上昇の直接のきっかけは、AI開発のオープンAIについて、年換算売上高が年内に700億ドルに達するか上回る見通しと伝わったことでした。8日に500億ドル規模という報道で売られた分の買い戻しが入り、マイクロソフトが2.38%高、アマゾン・ドット・コムが3.29%高と大型ハイテクが戻しています。原油高への警戒も薄れ、WTI先物は0.36ドル高の91.85ドル、VIX指数は0.57低下の14.84まで下がりました。半面、AT&Tが9.81%安、TモバイルUSが13.27%安と通信キャリアは急落しています。スペースXが、衛星通信サービスを米国の大手通信事業者にするために必要な低周波数帯の免許を取得したと発表したためです。
それでもSOX指数は51.30ポイント下げて1万2572.42となり、0.41%安で3日続落しました。エヌビディアが0.52%安、アドバンスト・マイクロ・デバイセズが2.03%安と、半導体の中核が買い戻しに乗れていません。市場では、8日の売りは偏ったポジションの調整であって、AI関連株がすぐにV字で戻る可能性は低いという見方も出ています。日経平均株価は寄与度の大きい銘柄が電気機器に偏っているため、ダウが400ドル上げたという事実よりも、SOX指数が3日続けて下げたという事実のほうが本日の先物には効きやすい並びです。前夜のADRの日本株は高安まちまちで、武田薬品工業が上昇し、三井住友フィナンシャルグループは下落しました。東京市場に渡ってくるのは、米国株全体の落ち着きという追い風と、半導体だけが戻れていないという逆風の二つで、指数寄与の偏りを考えれば後者が強く出やすい一日です。
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本日の投資戦略
ニューヨークの債券市場と為替市場も、本日はコロンブス・デーで休みます。米国株式市場は通常どおり取引されますが、始まるのは日本時間の22時30分で、祝日取引の日中立会が15時40分に終わったあとです。つまり日中立会のあいだは、米金利も為替の新しい流れも入ってこない状態で値を付けることになります。海外の予定は19時30分のインド9月消費者物価指数、バンコクで18日まで開かれるIMF・世界銀行年次総会、ノーベル経済学賞の発表、仏LVMHの決算で、いずれも日中立会の時間帯には出てきません。相場の軸は明日以降にあります。13日にIMFが世界経済見通しを公表し、同じ日から米金融機関の7-9月期決算が始まります。14日21時30分には米9月消費者物価指数が出て、同じ14日に蘭ASML、15日に台湾TSMCという大手半導体の決算が続きます。この2社の決算は、日経平均の指数寄与が偏っている電気機器にそのまま効く日程です。
6万8970円という夜間立会の終値は、いくつかの線のあいだに挟まれた位置にあります。上は9日の日経平均株価の終値6万9030円92銭がすぐ60円上にあり、さらに5日移動平均の6万9760円、ボリンジャーバンド+2σの7万1127円が控えます。下はボリンジャーバンド+1σの6万8800円が170円下、一目均衡表の転換線が6万8590円です。先物は9日の日中清算値6万9470円から500円下げて、+1σの線の上にかろうじて残った形で連休に入りました。日中立会の売買が薄いぶん、この6万8800円と6万8590円の2本は、平日よりも素直に効く可能性があります。逆に6万8800円を割ったあと6万8590円まで一気に走る場面があれば、それは需給の薄さがつくった動きで、材料が増えたわけではありません。25日移動平均が6万6472円、10月限のSQ値が6万8465円23銭と、その下の支えはまだ1500円以上離れたところにある点も頭に入れておきたいところです。
本日の日中立会が終わるのは15時40分で、夜間立会が始まる17時までの1時間20分は注文を出せません。この空白のあいだに海外で何かが伝わっても手を出せないため、日中立会で作った持ち高を17時の再開まで持ち越すかどうかが、本日の最初の分かれ目になります。一方、22時30分の米国市場の寄り付きは夜間立会のなかに入るので、そこは注文を出して応じられます。オプションで組むなら取引の中心は11月限で、SQまでまだ1カ月あります。出来高の薄い日は、6万9000円を挟んで権利行使価格を細かく刻むより、約定のつきやすい価格帯に絞るほうが実務的です。確認するのは一目均衡表の転換線6万8590円で、日中立会でこの線を下回ったまま15時40分を迎えたときに限り、夜間立会では新しい持ち高を作らず、22時30分の米国市場の寄り付きを待ちます。
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ニューヨークの債券市場と為替市場も、本日はコロンブス・デーで休みます。
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6万8970円という夜間立会の終値は、いくつかの線のあいだに挟まれた位置にあります。
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本日の日中立会が終わるのは15時40分で、夜間立会が始まる17時までの1時間20分は注文を出せません。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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