CLOSING BELL ・ 2026.10.13
日経1253円安も商社と資源は逆行高、26業種が上昇
日経平均の概況
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日経平均は1253円40銭安の6万7777円52銭で4日続落し、前日の米半導体株安が重しになりました。
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TOPIXは5.86ポイント高、東証プライムは1137銘柄が上昇と、下げたのはAI・半導体関連だけでした。
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中東情勢で上げた原油が業種の並びを決め、今晩の米大手銀行の決算が次の関門です。
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KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
日経平均株価は1253円40銭安の6万7777円52銭で引け、4日続落となりました。TOPIXは5.86ポイント高の4110.67で小幅に続伸し、グロース市場250指数は9.58ポイント安の797.04と4日ぶりに反落しました。東証プライムの騰落は値上がり1137銘柄、値下がり378銘柄、変わらず31銘柄で、値上がりが7割を超えています。売買代金は7兆9640億円、売買高は23億5628万株でした。10年物国債の利回りは3.005%で、日中には一時3%を下回る場面がありました。
売りの出どころは2つです。前日の米国でSOX指数が2.67%下げた流れを引き継いだ半導体関連への売りと、親イラン武装勢力のサウジアラビア楻撃で原油が上げたことです。下げ幅は前引けにかけて一時2000円近くに達し、6万7000円台割れが目前まで迫りました。後場は戻りましたが、1200円あまりの下げで終えています。33業種のうち26業種が上昇し、海運業が3.10%高で首位、鉱業が2.53%高、卸売業が2.44%高、石油・石炭製品が2.36%高と資源と商社が並びました。下落は非鉄金属の3.46%安を先頭に、電気機器が2.46%安、情報・通信業が2.22%安の4業種にとどまります。押し下げは東京エレクトロンの450円04銭、ソフトバンクグループの398円86銭、アドバンテストの261円05銭、キオクシアホールディングスの164円59銭、イビデンの120円68銭で、上位5銘柄だけで約1395円です。キオクシアは13.3%安まで売られました。押し上げはファーストリテイリングの162円62銭が最大でした。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
12日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が195ドル60セント高の5万1850ドル55セントで3日続伸した一方、S&P500が4.30ポイント安の7807.24、ナスダック総合指数が120.26ポイント安の2万7245.90と反落しました。SOX指数は2.67%安の1万2236.79で4日続落し、著名な空売り投資家の投資判断引き下げが重しでした。債券市場はコロンブス・デーで休場です。
今晩は7~9月期決算の初日で、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、シティグループなど大手銀行4行が並びます。市場予想の1株利益はJPモルガンが5.92ドル、ゴールドマン・サックスが13.19ドルです。指標は23時の9月中古住宅販売件数が前月比0.8%減の予想のみです。大阪の夜間取引では日経平均先物12月限が110円高の6万8070円で始まり、現物の終値より292円48銭高い水準です。関門は明日14日21時30分の米9月消費者物価指数で、総合もコアも前年比の伸びが加速する予想です。15日にはTSMCの決算が控えます。物価指数が予想を上回れば、本日売られた半導体関連に追い風は吹きません。
03
今後の投資戦略
原油が中東情勢で上げたことが、本日いちばんはっきり業種の並びに出ました。注目するのは鉱業のINPEXと、卸売業の豊田通商です。鉱業は2.53%高で上昇率の2位に入り、原油の上げがそのまま業績の期待に変わる業種です。卸売業は2.44%高で3位、豊田通商は日経平均を16円18銭押し上げ、指数が1253円下げた日にプラス寄与の上位5銘柄に残りました。商社は資源価格と円安の両方が効くため、半導体が崩れた日の受け皿になりやすい側です。明日の寄り付きで確認したいのは、この2業種が本日の上昇率を保ったまま始まるかどうかです。
注意するのは、指数の下げをほとんど作った電気機器と情報・通信業です。電気機器は2.46%安で、東京エレクトロンが450円04銭、アドバンテストが261円05銭、キオクシアホールディングスが164円59銭と、3銘柄で約876円を押し下げました。キオクシアの13.3%安は信用買い残の重さが背景にあり、戻りに時間がかかりやすい形です。情報・通信業は2.22%安で、ソフトバンクグループが1銘柄で398円86銭を占めました。この前提が崩れるのは、明日の米物価指数が予想を下回って米長期金利が下がる場合です。そのときは本日の資源と商社への資金の向きも入れ替わります。
相場を動かした原油は、12日のニューヨーク市場で1バレル93ドル74セント、1ドル89セント高の2.06%高でした。本日の東京時間は反落しており、この水準が保てるかどうかが鉱業と石油・石炭製品の追い風の条件で、燃料費がかさむ空運業と陸運業には逆風です。為替はドル円が16時に158円20銭で、12日の終値158円61銭から41銭の円高、ユーロ円は176円90銭です。長期金利は3.005%で、14日の5年物国債の入札で買い手が細れば銀行業には追い風、不動産業には逆風になります。
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原油が中東情勢で上げたことが、本日いちばんはっきり業種の並びに出ました。
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注意するのは、指数の下げをほとんど作った電気機器と情報・通信業です。
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相場を動かした原油は、12日のニューヨーク市場で1バレル93ドル74セント、1ドル89セント高の2.06%高でした。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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