CLOSING BELL ・ 2026.10.22
日経1713円安もPHP脆弱性でセキュリティ株は急騰
日経平均の概況
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日経平均は1713円40銭安の6万2907円84銭で大幅に反落しました。米ラムリサーチの決算が半導体売りを呼びました。
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下落は33業種のうち20業種で、非鉄金属が5.35%安の首位です。PHPの脆弱性でセキュリティ関連に資金が向かいました。
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ドル円は16時に157円15銭まで円高が進み、27日のFOMCまで輸出株の重さに気を付けます。
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KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
日経平均株価は1713円40銭安の6万2907円84銭で大幅に反落しました。終値で6万3000円を割り込んだのは7月30日以来、3カ月ぶりです。TOPIXは46.23ポイント安の3997.50、グロース市場250指数は13.42ポイント安の753.27で、ともに下落しました。東証プライムの値上がりは684銘柄、値下がりは821銘柄、変わらずは48銘柄です。売買代金は7兆0600億円、売買高は21億9000万株でした。10年物国債の利回りは0.012%低下の2.870%、20年物は3.664%です。
始値は81円88銭安の6万4539円36銭で、寄り付き直後には高値6万4866円44銭まで戻す場面もありました。流れを変えたのは、米ラムリサーチが21日の取引終了後に発表した決算です。売上高と利益はいずれも市場予想を上回りましたが、示した見通しの幅が広く、下振れを警戒した売りが時間外取引で7%を超える下落を招きました。東京では半導体製造装置と部材に売りが広がり、前引けは703円81銭安、後場は909円安で始まって安値引けとなりました。33業種は上昇13、下落20です。下落率は非鉄金属の5.35%を筆頭に、ガラス・土石製品2.99%、電気機器2.54%、機械2.31%と続き、銀行業も2.11%安で下げに加わりました。上昇は鉱業の2.56%高が首位で、保険業、サービス業、空運業が並びます。指数を押し下げたのはアドバンテストの446円60銭、東京エレクトロンの359円02銭、ソフトバンクグループの256円47銭で、上位2銘柄で約805円に達しました。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
21日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が360ドル21セント高の5万2856ドル09セント、S&P500が44.60ポイント高の7757.17、ナスダック総合指数が278.04ポイント高の2万6702.86でそろって上昇し、SOX指数も1.9%高でした。スペースXの決算が市場予想を上回ってAI投資への懸念が後退し、原油の下落も支えになりました。
今晩の指標は、21時30分の米新規失業保険申請件数(予想20万1000件)と23時の9月景気先行指数(予想マイナス0.2%)だけで軽めです。決算はハネウェル、ユニオン・パシフィック、それに半導体のウエスタンデジタルが並びます。相場の軸は来週で、27日から28日にFOMCが開かれ、同じ週にアルファベット、マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムの決算が続きます。この2つが同じ週に重なるため、米10年物国債の利回りは5.120%の近辺で動きにくく、半導体株の振れ幅が大きくなりやすい週です。時間外の米株先物はナスダック100先物が1.60%安の2万9526、大阪の日経225先物12月限は夜間立会を200円安の6万3000円で始めています。
03
今後の投資戦略
下げの出発点は半導体でしたが、大きく崩れたのは材料と部材です。非鉄金属が5.35%安の下落率首位で古河電気工業は253円50銭安の2946円50銭、ガラス・土石製品も2.99%安で、化学のレゾナック・ホールディングスは11.2%安の1万2975円でした。資金が向かったのはセキュリティ関連で、世界のウェブサイトの約7割が使うPHPに重大な脆弱性が見つかり、トレンドマイクロが8.7%高の7314円、FFRIセキュリティは9.6%高の8890円まで買われました。明日の見どころは、この物色が1日で終わるかどうかです。
指数の下げ幅ほど中身が下げていない点には注意します。日経平均は2.65%下げたのに対しTOPIXは1.14%安で、13業種は上昇しました。押し下げ上位2銘柄で約805円という偏りが下げの正体です。ただし銀行業が2.11%安、証券・商品先物取引業が2.06%安と金融まで下げ、売りの理由は半導体だけに収まっていません。この見方が崩れるのは、今晩のウエスタンデジタルの決算でメモリー需要が確かめられる場合です。
株式以外で気を付けるのは、円高の勢いです。ドル円は16時に157円15銭、前日の同じ時刻の158円09銭から94銭の円高で、10月の安値を更新しました。ユーロ円も85銭の円高の176円62銭です。円高は輸送用機器の0.57%安に逆風、燃料を輸入に頼る空運業の1.15%高と陸運業の1.14%高には追い風です。長期金利は0.012%下がって2.870%で、銀行業の下げにも効いています。原油は中東情勢で時間外が一時1バレル99ドル60セントまで戻し、鉱業の2.56%高を支えました。157円15銭から円高がもう一段進めば、空運業と陸運業に向いた資金は残り、0.57%安だった輸送用機器の重さは明日も続きます。
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下げの出発点は半導体でしたが、大きく崩れたのは材料と部材です。
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指数の下げ幅ほど中身が下げていない点には注意します。
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株式以外で気を付けるのは、円高の勢いです。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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