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SOX指数1.9%高で続伸発進か、夜間先物250円高|日経平均の見通し【10月22日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

OPENING BELL ・ 2026.10.22

SOX指数1.9%高で続伸発進か、夜間先物250円高

日経平均の見通し

10月22日 8:00更新読了目安 9分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    夜間先物は65,030円。前日比は+250円です。

  2. 02

    夜間取引が終わったあとに出てきた材料が、気がかりな方向を向いています。

  3. 03

    2026年10月22日の東京株式市場は、続伸して始まりそうです。

夜間先物65,030円+250円
米10年債5.120%+0.009
S&P5007,757.17+0.58%
この記事の目次
  1. 01市場の見通し
  2. 02AI懸念が後退してナスダックが1%高、SOX指数は1.9%高
  3. 03本日の投資戦略

01

市場の見通し

2026年10月22日の東京株式市場は、続伸して始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月限は、21日の日中清算値6万4780円から250円高い6万5030円で引けました。上昇率は0.38%です。夜間は6万4440円から6万5260円の間で推移し、節目の6万5000円を回復して終えています。21日の日経平均株価の終値6万4621円24銭と比べると408円76銭上の水準です。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は大阪の終値比235円高の6万5015円で、夜間取引の終値はこれを15円上回るだけですから、前日のように寄り付きで差を埋めにいく形ではありません。本日の想定レンジは6万4250円から6万5750円とみています。オプションの権利行使価格が置かれている範囲で、上限は13週移動平均線の6万5850円の手前、下限は日足と週足のボリンジャーバンドのマイナス1シグマが重なる場所にあたります。

夜間取引が終わったあとに出てきた材料が、気がかりな方向を向いています。東京時間の7時21分の米株価指数先物は、ダウ先物12月限が5万2984ドルで75ドル安、S&P500先物が7782.75で17.50ポイント安、ナスダック100先物が2万9900で107ポイント安と3つそろって下げています。21日の米国市場が引けたあとにテスラが設備投資の計画を引き下げたことが効いており、下げ幅はナスダック100先物が0.36%といちばん大きいです。為替は、ドル円が20日の終値158円17銭から21日の終値158円16銭へ1銭の円高で、ほぼ動いていません。21日のニューヨークでの値幅も157円84銭から158円34銭にとどまり、ユーロ円は177円28銭から177円77銭の範囲で前日終値の177円73銭から上に伸びきれませんでした。輸出株の追い風としても逆風としても数えにくい水準です。需給では、21日の東証プライムの売買代金が6兆9265億円と3営業日続けて7兆円を割った点が残ります。朝方の上げ幅1329円21銭を引けには545円82銭まで縮めたのが前日の形で、戻りを支える資金が増えないままです。

02

AI懸念が後退してナスダックが1%高、SOX指数は1.9%高

21日の米国市場では、NYダウが前営業日比360ドル21セント高の5万2856ドル09セントと2営業日続伸しました。S&P500は44.60ポイント高の7757.17、ナスダック総合株価指数は278.04ポイント高の2万6702.86で、上昇率は1%を超えています。SOX指数は1.9%高と買われました。上げの発端は、宇宙開発企業スペースXの四半期決算です。人工知能関連の事業が想定を上回り、株価は7.7%高となりました。AI向けの投資が回収できないのではないかという、15日の急落のきっかけになった懸念がいったん後退した形です。もう一つの支えは原油で、WTI先物12月限は26セント安の97ドル56セントと3営業日続落しました。米国とイランの協議が合意に近いとの報道、ロシア産ディーゼルが米国へ流れているという観測、米政府が緊急備蓄の放出を計画しているとの報道が重なりました。ただし米国務省が湾岸諸国の大使館職員に退避を命じる準備をしていると伝わると原油は切り返し、取引時間中は96ドル38セントから100ドル40セントまで振れています。10年物国債の利回りは5.120%で、前日比0.009%の上昇とほとんど動きませんでした。VIXは0.63ポイント下がって16.68となり、200日移動平均線の18.14を下回ったままです。

業種では不動産管理・開発と半導体・半導体製造装置が上昇し、電気通信サービスが下げました。個別ではIBM、ゴールドマン・サックス、キャタピラーが堅調で、航空のユナイテッド、デルタ、アメリカンが見通しを手がかりに買われています。反対にAT&Tは決算が堅調でもスペースXの携帯電話事業との競合を警戒して下落し、ネットフリックスは見通しの弱さと投資判断の引き下げで売られました。問題は引け後です。メタ・プラットフォームズは広告収入の好調で予想を上回り、IBMも予想を上回って、どちらも時間外で買われました。一方でテスラは時間外で2%を超えて下げ、スペースXも連れて下げています。東京への波及を日本株のADRで見ると、日立が0.92%高、みずほフィナンシャルグループが0.73%高、HOYAが0.59%高、村田製作所が0.56%高、三菱電機が0.53%高と、銀行と電機に買いが入りました。下げたのはソニーグループの1.07%安、ホンダの0.72%安、日本たばこ産業の0.51%安です。買われた側に半導体の装置や部材が入っていない点は、寄り付き後に確かめることになります。

03

本日の投資戦略

21日の米国市場で株価がいちばん動いたのは、取引が終わったあとの時間外でした。本日の東京が受け取る材料は、5万2856ドルという引け値ではなく、そのあとに出た決算のほうにあります。国内の日程は軽く、8時50分の対外・対内証券投資と15時の9月の工作機械受注だけです。海外も21時30分の米新規失業保険申請件数が20.1万件の予想、前回が19.9万件、23時の米9月景気先行指標総合指数がマイナス0.2%の予想、前回がマイナス0.1%、同じ23時にユーロ圏の10月の消費者信頼感指数がマイナス17.0の予想、前回がマイナス16.5と、指数を動かす力のある数字は並んでいません。指標が軽い日に日経平均を動かすのは、値がさの半導体株です。そしてその半導体株に効くのは、本日の指標ではなく昨夜の決算の読み直しになります。

テスラは今年の設備投資の目標を、従来の250億ドル以上から200億ドルへ引き下げました。少なくとも50億ドル、2割の減額です。AI向けの投資が続くかどうかは、これまで決算の増収増益や受注の多寡で語られてきましたが、今回は投資額そのものが下向きに書き換えられました。同じ晩に、メタは広告収入の好調を背景に予想を上回って時間外で買われています。投資を増やす側と抑える側が一晩で並んだわけで、米株価指数先物のうちナスダック100先物の下げが0.36%といちばん大きいのは、この分かれ方を反映しています。東京で影響を受けるのは、受注が投資額に直結する装置と部材の銘柄です。21日の東京では非鉄金属が33業種の上昇率首位に立ち、キオクシアホールディングスやアドバンテスト、レーザーテック、ディスコに買いが戻りましたが、株探の寄り前の記事も、米国のAI相場は前日までにほぼ織り込まれており、アドバンテストや東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、キオクシアの戻りは限られて空売りを呼び込みやすいとみています。21日の戻りが1営業日で終わるのか続くのかは、この装置と部材の寄り付き後の値動きで判断できます。

夜間取引の終値6万5030円から21日の高値6万5404円までは、374円しかありません。前場でここに触れれば上を試す日で、その先には13週移動平均線の6万5850円が控えます。テクニカルアナリストの伊藤智洋氏は、6万5404円を上に抜ければ15日の高値6万6929円あたりまで戻る余地があるとみる一方、下向きの流れの途中なら6万5404円の手前で止まり、寄り付き後に下げ始めるとみています。下の線は日足のマイナス1シグマ6万4240円と週足のマイナス1シグマ6万4250円が重なる6万4250円前後です。夜間の安値6万4440円もその近くにあり、ここを終値で割り込まないかぎり、15日の急落に対する修正という枠の中で扱えます。割り込んだときは枠の外に出たと考えを切り替える場面です。NT倍率は先物の中心限月で15.98倍と前日の16.00倍からわずかに下がっており、上は25日移動平均線の16.26倍、下は支えとされるマイナス1シグマの15.85倍が目安になります。設備投資の実需を国内の数字で確かめられるのは、15時に出る9月の工作機械受注です。ここが伸びを保てていれば、テスラの200億ドルは一社の事情にとどまります。

  1. 1

    21日の米国市場で株価がいちばん動いたのは、取引が終わったあとの時間外でした。

  2. 2

    テスラは今年の設備投資の目標を、従来の250億ドル以上から200億ドルへ引き下げました。

  3. 3

    夜間取引の終値6万5030円から21日の高値6万5404円までは、374円しかありません。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

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