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2015年1月29日日経概況

2015年1月29日の東京株式市場は大幅に反落しました。

終値は前日比189円51銭(0.15%)安の1万7606円22銭でした。

米国市場の大幅な続落と円相場の上昇、アジア株安など

外部環境が揃って悪化したことへの影響を受けました。

 

米株式市場は大幅に続落しました。

ダウ30種平均は 前日比195ドル84セント(1.1%)安の

1万7191ドル37セント、

ナスダック総合株価指数の終値は43.503ポイント(0.9%)安の

4637.994ポイントで取引を終えました。

市場の注目を集めていたFOMC声明の結果が

市場に水を差す形になりました。

景気が上向くとの示唆を出したことで、

米連邦準備理事会(FRB)が利上げに動いているとの見方から

売りが広がりました。

 

日本市場は前日の大幅な下落にも上昇で持ちこたえていましたが、

さすがに大幅な下落2日では調整を余儀なくされました。

売りが先行して、寄り付き直後は下げ幅が140円超える場面もありましたが、

前引けまでに21円安まで縮まり、1万7700円台後半を維持して引けました。

後場に入って、昨日まではちから強く戻す動きが見られましたが、

下げ幅を拡大させてしまいました。

一時期200円を超える下げ幅も見られましたが、

少し値を戻して引けました。

 

テクニカル的には2日間続く持ち合いを演出してから、

下落する形になりました。

天井圏で空中に浮いて持ち合いの後、下げを形成することで、

反対方向に空を開けながら急落する可能性のある形になっています。

テクニカルとしての懸念点を導く形になっています。

 

持ち合いから下がる形になっている以上、

積極的に買い上げることは難しい一方、

一方的に売り込むような動きも広がりにくいなんとも

歯がゆい相場です。

個人の売買も幅広く拾うより、一部銘柄に絞る

決算期の特徴を醸し出しています。

 

波乱含みの相場なので、

この動きについていけないと判断される方は、

一旦相場を休むも立派な戦略になります。

授業でも言っているように「やらないも相場」忘れないでくださいね。

明日は月末と週末が重なっているので、

利益を確定する動きが広がり、下げる可能性がありますので、

短期中心にする方は、しっかり利益を確保する形にしましょう。

 

 

東証1部の売買代金は概算で2兆4827億円で、

2週ぶりの多さでした。

売買高は24億1307万株で、東証1部の値下がり銘柄数が1357で

全体の7割以上、値上がりは420、変わらずは86でした。

 

 

■各市場の動き

日経: 17,606.22        -189.51            29日

NYダウ(ドル)            :17,191.37    -195.84            28日

ドル/円:117.74 – .76 -0.39円高       29日

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