【市場の総括】
2026年5月23日の東京株式市場は3日続伸しました。終値は前週末比1819円12銭(2.87%)高の6万5158円19銭で取引を終えました。TOPIXは50.11ポイント高(+1.29%)の3942.57、グロース250指数は31.40ポイント高(+3.94%)の828.32と、3指数揃って大幅に続伸して引けました。
急上昇の主な要因は、米国とイランがホルムズ海峡の開放や核問題の交渉設定で基本合意したと報じられ、地政学リスクが急速に和らいだことです。 緊張緩和により原油の先物価格が一時1バレル90ドル台まで下落し、インフレ懸念の後退やコスト負担の軽減が株式市場の強い追い風となりました。
||米国市場は週末に上昇
22日の米株式市場は3日続伸し、終値は前日比294ドル04セント(0.58%)高の5万0579ドル70セント、ナスダックは3日続伸し、終値は前日比50.872ポイント(0.19%)高の2万6343.970、S&P500種も3日続伸し、終値は前日比27.75ポイント(0.37%)高の7473.47で取引を終えました。
上昇の要因は、政府高官の発言などから米国とイランの戦争終結に向けた交渉が進展しているとの観測が強まり、地政学リスクが後退したことです。 中東情勢の改善期待から原油先物価格が大幅に値下がりしたことに加え、米国の長期金利が低下したことが投資家のリスク許容度を拡大させました。 ハイテク市場では、オープンAIや宇宙開発のスペースXといった市場を牽引する注目企業の大型IPO発表を控え、成長株への期待が一段と高まっています。
【 今後の投資戦略】
連日の1,500円超の上昇、この3営業日で5,000円以上をあげてきたので、過熱相場というのは間違いないでしょう。ただし、注目するポイントはこれまで大型の半導体主力株に偏っていた物色対象が、出遅れていた電子部品や中小型株へと大きく広がった点。地政学リスクの後退に伴うリスクオンの波は本物であり、市場全体の底上げが進んでいることを示唆する動きとなりました。
AIサーバーやデータセンター向けの需要を背景に、フジクラや太陽誘電といった電子部品株にストップ高が相次ぎ、グロース市場も4%近く急騰したことも注目に値することです。今後注目して分析すべき業種は電気機器や非鉄金属などの電子部品セクターです。AIサーバーやデータセンター向けの需要が極めて旺盛であり、世界的な供給不足が続くため業績の裏付けがあります。
一方、鉱業や石油製品などの資源セクター、および海運セクターは中東の緊張緩和とホルムズ海峡の開放観測により、原油価格の急落や運賃市況の下落リスクが高まっているため、投資には慎重になるのが良いでしょう。





