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2015年2月23日日経概況

2015年2月23日の東京株式市場は4日続伸しました。

終値は前週末比134円62銭(0.73%)高の1万8466円92銭でした。

2000年5月以来約15年ぶりの高値が連日で更新する強さ、

改めて騒ぐのも疲れるほどです。

 

上昇の要因はギリシャの支援延長をめぐって欧米の

株式市場が堅調な動きをしたことです。

 

先週末の米高株式市場は好調で、

NYダウ30種平均は 前日比154ドル67セント(0.9%)高の

1万8140ドル44セントで2014年12月の史上最高値を更新しました。

ナスダック総合指数は8日続伸で、前日比31.266ポイント(0.6%)高の

4955.966で取引を終了しました。

2000年3月 以来、こちらも15年高値を連日で更新しながら取引を終えました。

ギリシャの金融支援が4ヶ月間延長されたことが好感されました。

 

日本市場もギリシャの金融支援延長に伴う欧米株高で、

買いが先行して始まりました。

外部要因だけでなく、日本企業の好調な業績を背景に

先高観が強くなり上げ幅を拡大しました。

一時1万8,500円台に乗せる場面もありましたが、

直近の上昇で利益の乗ってきたポジションは

利益を取る動きが広がりました。

利益確定が出る分、上値は重くなり下げ幅を縮小させながら

陰線で引けました。

 

本日の上昇は望ましい動きになってくる様子をみせてくれました。

1. 先週までのパターンとは違いTOPIXより日経の上げ幅が大きいこと

2. 先週まで好調だった銀行株などの下げが目立つこと

3. ユーグレナのように材料が出たものは積極的に飛びついて売買が行われること

4. 先週末より出来高、売買代金が増えること

などを総合して判断する場合、

利益が乗ってきたものは確定をして、日経を構成する主力輸出株の方に買いが向かう

循環が起こっている分析できます。

循環したながら着実に下値を切り上げていく形で力強さを確認することができます。

 

テクニカル的な側面で本日は月足で長期的な目線でみてみましょう。

月足でみても2007年6月の高値を超えて、

新たな上昇トレンドに入っていることがわかります。

15年ぶりの高値になっているこのトレンドの

次のポイントは2000年3月4月の2万円ラインです。

形だけで論じるならそろそろ過熱感が出てくる模様ですが、

暴落をするようなことではなく、

途中の調整を織り込みながら2万円を目指すことになるでしょう。

 

本日の銘柄戦略解説でも説明するように

多くの銘柄がすでに保持状態で利益を伸ばす戦略になっています。

しっかり観察して、せっかくの利益を逃してしまうことが

ないようにしましょう。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆5294億円、売買高は24億9190万株で

前述したように商いは先週末より増加しています。

東証1部の値上がり銘柄数は約4割の816、値下がりは約5割の923、

変わらずは123銘柄でした。

 

 

■各市場の動き

日経:18,466.92         +134.62           23日

NYダウ(ドル):         18,140.44        +154.67           20日

ドル/円:118.92 – .97 +0.10円安       23日

20150223Monthly

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