2015年4月3日の
東京株式市場は続伸しました。
終値は前日比122円29銭(0.63%)高の1万9435円08でした。
前日の米国市場が良好な動きになったほか、
投資環境の改善を好感して、
雇用統計直前という様子見ムード強い相場であるにも関わらず
力強い展開を見せました。
前日の米国市場は3日ぶりの反発となりました。
NYダウ30種平均は前日比65ドル06セント(0.4%)高の
1万7763ドル24セント、
ナスダック総合指数も反発して
前日比6.709ポイント(0.1%)高の4886.937で取引を終えました。
主要な米経済指標が市場予想を下回ることが続いていましたが、
2月の製造業受注が増えた他、
週間の新規失業保険申請件数が市場予想に反して減少するなど
経済指標の改善を材料として買いが広がりました。
日本の市場は良好な米国市場の動きを横目に、
前日の大幅上昇による利益確定がでて、朝方は売りが優勢でした。
しかし、利益確定売りを一巡した後は、
強気の投資家による押し目買いでプラス圏に浮上して
1万9,400円台を回復しました。
また新年度を迎え、野村アセットマネジメントが
大型の新規株式投資信託の運用を始めたことなど
良好な需給環境も相場を牽引しました。
テクニカル的には昨日の反発から高値を切り上げることで、
上昇トレンドに戻ってきたと判断することができます。
一旦下回った25日移動平均線、基準線を上回ってきたことで、
来週からはこの動きを続けて、直近の高値を抜いてくるかが
楽しみになってきました。
(添付のチャートを参照してください。)
週足でみると上・下とも長いひげの陽線を形成しながら、
天井から降りてくる形を作っています。
来週はこの陽線も抜けてくることを確認できるほどトレンドに
のってほしいところです。
今週もお疲れ様でした。
週足が示す通り、上・下に激しく動く
なんとも分かりづらい相場の一週間でした。
本日のチェックポイントは米国雇用統計の結果と
その結果を反映した為替、ニューヨーク市場の動きですね。
花見はもはや最後を迎えますので、
外に繰り出して、いっぱい飲んで、いっぱい遊んで、
日本経済のためにお金を沢山つかう週末を過ごしてください。
■各市場の動き
日経: 19,435.08 +122.29 3日
NYダウ(ドル): 17,763.24 +65.06 2日
ドル/円: 119.65 – .68 +0.13円安 3日