2015年4月28日の東京株式市場は反発しました。
終値は前日比75円63銭(0.38%)高の2万0058円95銭でした。
米国市場がさえない動きをする中、
企業 業績に対する期待が先行して買いが広がりました。
しかし高値では大型連休前に利益を確定する動きが広がり、
上げ幅を縮小させながら引けました。
前日の米国株式市場は反落しました。
NYダウ30種平均は反落して、
前日比前日比42ドル17セント(0.2%)安の1万8037ドル97セント、
ナスダック総合指数も反落して
前日比31.839ポイント(0.6%)安の5060.246で取引を終えました。
ナスダック総合指数は6日ぶりの反落です。
28~29日に予定されている FOMCなどの重要イベントに備えて
利益を確定する動きが出たことや
バイオ製薬のバイオジェンの四半期決算が
市場予想に届かなかったことを受け
バイオ関連株が下げを主導したことが絡み合い、売りが広がりました。
ダウは一進一退の神経質な動きが続いていて、
持ち合いが煮詰まってきた感じです。
日本市場は自力で材料を下がす動きで
企業業績に対する期待を背景に買いが先行しました。
100円以上の上昇幅を見せる動きもありましたが、
大型連休を前に 利益を確定する動き行が広がって
上値は重くなりました。
しかし、3日続落して押し目を拾いやすい環境になっていたこともあり、
下値は限定的でした。
2兆円割れ寸前まで進んだ昨日の低調な商いは
本日になって3兆円近くまで増えて、
今後の動きに期待感を持たせています。
テクニカル的には3日下げた後、
高値と安値を切り上げる上昇の陰線を形成、
明日も本日の高値を切り上げる動きになると、
早い段階で上昇トレンドに戻ることになります。
一目均衡表上ではまだまだ三役好転が成立しています。
明日からの反発に期待したいところですが、
大型連休が控えていることで、商いに対する懸念はあります。
■各市場の動き
日経: 20,058.95 +75.63 28日
NYダウ(ドル): 18,037.97 -42.17 27日
ドル/円: 119.09 – .12 -0.11円高 28日