2015年10月16日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比194円90銭(1.08%)高の1万8291円80銭でした。
米国市場が大幅な反発で、投資家のマインドが変わりつつあることを背景に、
為替市場では円高基調が一服、円安に振れたことを加えて
週末を前に上昇して終わりました。
先週作られた高値圏での持ち合いの中に戻ってきましたが、
底値から安値は切り上げる動きになったことで、
投資家マインドが改善される余地が大きいです。
前日の米国市場は大幅に反発しました。
ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発して、
前営業日比217ドルちょうど(1.3%)高い1万7141ドル75セント、
ナスダック総合株価指数も反発して、
前営業日比87.252ポイント(1.8%)高の4870.100で取引を終えました。
ダウは2カ月ぶりの高値、ナスダックは1カ月ぶりの高値で引けて、
投資家のマインドが変わってきたことが伺えます。
市場予想を下回る米経済指標の結果を受け、
FRBが利上げを急がないとの期待が広がり、買いが広がりました。
日本市場は 米国市場が大きく上昇して、2ヶ月ぶりの高値になったことや
前日まで進んでいた円高基調が一服、円安に振れたことを材料に
ギャップを開けて上昇しながらスタートしました。
投資家心理が改善したことで買いが進み、
上昇幅が300円に達する場面も見られましたが、
積極的に買い上げるには材料が弱すぎるため、
引けにかけて上げ幅を縮小させながら今週の取引を終えました。
今週の動きとしては週前半で大きく売られた後、
昨日と今日で戻す動きで、下値の目安となっていた25日移動平均線を支えにして
反発する形になりました。
来週も本日の高値を切り上げながら上昇すると、
底値から安値の切り上げが確定することになり、年末の上昇相場に向けて
準備が整う動きになります。
しかし、先週のリバーサルアイランドから急落したことで、
一部戻り待ちが溜まっている可能性が高いので、
上値を抑えられながら、持ち合いを形成した後、
上に抜けていく動きが予想されます。
今週もお疲れ様でした。
天気が急に寒くなってきたので、健康に気をつけて過ごした後、
来週再会しましょう。
■各市場の動き
日経平均:18,291.80 +194.90 +1.08%
NYダウ(ドル):17,162.16 +20.41 +0.12%
ドル(円):119.24-2 +0.87円安 +0.73%
ユーロ(円):135.49-52 +0.11円安 +0.08%