2014年5月30日の東京株式市場は週末で、月末という要因を反映し、
7営業日ぶりに反落しました。
終値は前日比49円34銭(0.34%)安の1万4632円38銭でした。
6日間に渡る久しぶりの上昇で、利益確定が出やすい環境であり、
週末で月末というのが重なると、手仕舞いの売り(または買い戻し)が
大量に出るアノマリーを反映して午後に入ってからの反落はある程度
予想されていたものです。
しかし、下値も限定的で、ある程度さげてくると
押し目を拾う動きもあり、大きな反落にはならずにしっかり維持しました。
毎年のアノマリーだったら5月はとりあえず下げるというのが定説でしたが、
今年はなんと4月末に比べて328円の上昇、
しかも終わり値で前月上回るのは2013年の12月以来です。
一週間に渡り持ち合っている様子を演出していますが、
ここを抜け出して上昇を継続するのか、
来週から始まる6月の相場が楽しみですね。
月末ということもあり、大量の商いを伴う手仕舞いと押し目買いが交差し
東証1部の売買代金は概算で2兆3747億円、
7日以来の2兆円超え、2兆4143億円を記録した
4月11日以来の大商いでした。
テクニカル的には一目の下雲付近で相変わらず支えられている様子、
200日線に実体をかける持ち合いの形を継続しています。
ここを抜けて15000円、さらにその上を目指すには
大きな材料が欲しいところですが、
現在はそのような材料が見当たらない状況です。
週末なので、ポジションを整理した方も多いことでしょう。
ゆっくり休んで、6月からの相場を楽しみましょう。