2014年6月10日の東京株式市場は利益確定の影響で反落しました。
終値は前日比129円20銭(0.85%)安の1万4994円80銭でした。
6月2日以来、約1週間ぶりに心理的な節目である
1万5000円の大台を割り込みました。
朝方は米株式市場で、ヨーロッパ市場の株高を好感した
買いが広がりましたが、円高がじわりと進むことや、
利益確定が継続的に出る雰囲気で売りが膨らんだ行きました。
ファンダメンタル的には週末に予定されている
日銀金融政策決定会合(12-13日)、
株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出を控え、
先物の売買に波が大きくなる可能性があります。
直近の急激な上昇で過熱感があることで、
一回足固めのため調整に入ることは当然の動きとも言えます。
東証1部の売買代金は概算で1兆7289億円(速報ベース)で
2兆円に届かず、
出来高は昨日より増えて19億8003万株でした。
東証1部銘柄の値上がりは599銘柄、値下がり1062銘柄、
変わらず151銘柄でした。
テクニカル的には5月27日に雲を抜けながら
発生したトレンドが一服する形で、調整に入っています。
MACDは凹み、過熱度を表すサイコロジカルラインも75を
割る直前の位置まで来ています。
SQ清算が終わるまで調整するなら
一目の転換線が形成されている14890円付近になります。
トレンドが発生している時は転換線付近で言葉とおり
短いトレンドが転換する可能性が高いことを考慮すると、
ここまで調整、その後、再び転換とシナリオーを描いてみることができます。
■各市場の動き
日経:14,994.80 -129.20 10日
NYダウ(ドル) :16,943.10 +18.82 9日
ドル/円:102.31 – .32 -0.14円高 10日 14:57