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2024年12月20日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2024年12月20日の東京株式市場は6日続落しました。終値は前日比111円68銭(0.29%)安の3万8701円90銭で取引を終えました。6日以上の続落は9月3日〜11日に記録した7日続落。それ以来となる連続下げ記録です。

米国市場でダウ指数は反発しましたが、ナスダックが続落したことを受け、半導体関連を中心に売りが広がりました。5日に渡り1,000円以上下げていた今週の動きから自律反発を狙う買いが入って上昇する場面がありましたが、上昇幅を保つほどの材料にはなりませんでした。

||米国市場は反発と下落でまちまちな動き

前日の米株式市場は11営業日ぶりに反発し、前日比15ドル37セント(0.03%)高の4万2342ドル24セント、ナスダックは3日続落して、前日比19.925ポイント(0.10%)安の1万9372.768、S&P500種も続落して、5.08ポイント(0.08%)安の5,867.08で取引を終えました。

ダウは前日に1123ドルを下げており、自律反発の範囲で上昇しましたが、まだ力は強くない。上げ幅が460ドルに達する場面がありましたが、引けにかけて伸び悩みました。長期金利の上昇が上げ幅を縮小させる要因となりました。

SOX指数の持ち合いから下抜けの準備具体が気になるところ

【 今後の投資戦略】

ジョンが考えた今週を振り返っての注目ニュース:

  • 年初の壁103万から123万円(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA191CB0Z11C24A2000000/)
  • FOMCで利下げ決定、2025年のペース鈍化が市場に影響(https://www.bankrate.com/banking/federal-reserve/how-to-read-fed-dot-plot-explained/)
  • ホンダ・日産、経営統合へ(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC183880Y4A211C2000000/)

103万円はやっと重い腰をあげてきましたね。パートタイムや短時間労働者が勤務時間を延長できるようになり、労働市場の供給が増加します。特に恩恵を受ける業界は小売、飲食、物流業界で人手不足解消に役立つ可能性があります。

一方、利下げペースの鈍化はドル安圧力を弱め、円安がさらに進む可能性があります。これにより、輸入コスト増大やインフレが進むリスクも存在します。それを反映して今週は1ドル=158円台まで進む場面がありました。

ホンダと日産の統合は、日本の製造業全体に大きな波及効果をもたらす可能性があり、競争力強化の一方でサプライチェーンの変動にも注目する必要があります。少しずつではありますが、時代が変わっていくことを感じます。今までの年末とは異なり、大きな変化を準備しているような週末。じっくり未来の構想を練る時間にしてみるのもよいのではないでしょうか。

実際のドットチャート。2025年は4.0に集中しているのがわかる

【各市場の動き】

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