2014年6月05日の東京株式市場は小幅ではありますが、
4日続伸して1万5000円台を固めています。
終値は前日比11円41銭(0.08%)高の1万5079円37銭でした。
米株式市場でNYダウ30種平均が小幅ではあるが反発
円相場に明確な動きはなく、大きく上げるような材料は不足した状況から
朝方は買いが広がり上げて始まりました。
5日夜に予定されている欧州中央銀行(ECB)理事会
明日夜発表予定の米国雇用統計などを控えて投資家の様子見姿勢が強く、
一時50円以上下げる場面もありました。
しかし、15000円付近では押し目買いが入る雰囲気で
引けにかけて上昇で終わりました。
投資家心理を15000円台に固める下支えになりました。
最近の続伸に伴い主要銘柄の一部に利益確定売りが出て
前引け前や午後の取引時間中には1万5000円を割り込む場面もありましたが、
15000円をめぐり底固さを確認すると上昇で引けました。
TOPIX(東証株価指数)は同1.20ポイント安の1232.75ポイントで
11営業日ぶりに反落しました。
2009年8月4日までの13日続伸以来の続伸記録が本日で止まりました。
東証1部の売買代金は概算で1兆8664億円、
売買高は20億2331万株で、そこそこの商いでした。
東証1部の値上がり銘柄数は834、値下がり銘柄数は799、
変わらずは178で、TOPIXの33業種の中で14業種のみがあげています。
昨日は“ここから短い調整を挟む動きが入ってもいいタイミングです。”と
解説しましたが、明日までは大きな材料がなく、
様子見ムードが強いことが予想されます。
テクニカル的には昨日の陰線から数字としては上昇、
キャンドルの形も高値と安値を切り上げる上昇の形になりました。
一目上では三役好転がさらに進み、
26日先にはいよいよ上雲が出現しています。
週末にかけては様子見ムードが強く、明日の雇用統計結果が市場に
影響しますので、明日指標が示し利益かロスカットポイントになると
素直に従いましょう。