【市場の総括】
2026年7月2日の東京株式市場は4日ぶりに反落しました。終値は前日比1741円81銭(2.47%)安の6万8733円15銭で取引を終えました。日経平均が大幅安となる一方、TOPIXは小幅高と、指数間で明暗が分かれる展開となりました。背景には、前日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が急落するなど、グローバルにハイテク・半導体株への利益確定売りが強まったことがあります。
一方、国内では長期金利の上昇を背景に銀行株など金利敏感セクターが買われ、バリュー株へ物色がシフトしました。為替市場では円高方向への振れも意識され、今後は成長株とバリュー株のローテーションを前提とした戦略が重要になってきています。
||米国市場は下落
1日の米株式市場は3営業日ぶりに反落し、終値は前日比13ドル96セント(0.02%)安の5万2305ドル24セント、ナスダックは3営業日ぶりに反落し、終値は前日比173.689ポイント(0.66%)安の2万6040.031、S&P500種も 反落し、終値は前日比16.13(0.21%)ポイント安の7,483.23で取引を終えました。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は13,353.279と前日比893.682ポイント安でマイナス6.27%と急落し、世界の半導体株にショックを与えました。AIブームの牽引役であった大手半導体・データセンター関連に対するバリュエーション懸念と、業績見通しに対する期待の高さへの調整です。SOX指数の6%以上の下げは、短期での過熱を一気に冷ます動きであり、個別の決算報道や需給調整が重なった可能性が高いです。一方で、ダウはほぼ横ばいに踏みとどまっており、景気敏感株やディフェンシブ銘柄への資金シフトにより、指数全体の崩れは避けられました。
【 今後の投資戦略】
本日は、日経平均が大幅安、TOPIXが小幅高という「日経平均の下振れ」と「バリュー優位」という二つの特徴的な動きが見られました。
主役だった半導体・AI関連が大きく崩れた一方、銀行株など金融セクターが買われ、指数の顔ぶれが一気に変わりつつあります。今後は、日経平均よりもTOPIX、成長株よりもバリュー株・配当株を軸にした戦略が相対的に優位になりやすい地合いです。
今後は、グローバル金利上昇局面を前提に、金融・保険・資本財など、バリュエーションが相対的に割安なセクターを軸にしたポートフォリオ構築が重要です。




