【市場の総括】
2026年6月11日の東京株式市場は小幅に反発しました。終値は前日比38円00銭(0.06%)高の6万4217円27銭で取引を終えました。終値ベースでは大人しくみえますが、その中身は非常に激しい乱高下を見せる展開となりました。
前日の米国市場で大幅安となっていたことを受けて、東京市場は朝方からリスクオフの売りが先行しました。日経平均は取引序盤に一時、前日比1,800円を超える極めて大きな下げ幅を記録する場面がありました。
||米国市場は大幅な下落
10日の米株式市場は反落し、終値は前日比953ドル33セント(1.87%)安の4万9918ドル78セント、ナスダックは大幅に続落した。終値は前日比509.321ポイント(1.98%)安の2万5169.501、S&P500種も反落し、終値は 前日比119.66(1.61%)ポイント安の7,266.99で取引を終えました。
中東情勢の一段の緊迫化や5月消費者物価指数(CPI)の高騰を受けてNYダウが5万ドル大台を割り込み大幅安になりました。さらに米決算でソフトウェア事業の課題が意識されたオラクル株の下落、ナスダックを押さえつける要因となりました。
【 今後の投資戦略】
日経平均はかろうじてプラスで引けたものの、全体としては依然として調整色の強い不安定な相場環境です。最大の注目イベントとして、翌12日朝方にはメジャーSQの算出が控えていることに加え、12日夜(日本時間)には米国市場で歴史的な規模となるSpaceX(スペースX)のNASDAQ上場(IPO)という巨大な材料が待っています。
これらの要因が市場をさらに乱高下させる可能性があるため、ここで「下げ止まった」と判断して慌てて強い買い行動に出るべき局面ではありません。
特に12日の午前中は、SQ算出に伴う需給の歪みからイレギュラーな値動きを繰り返すリスクが非常に高くなります。新たなトレンドを想定したポジションの構築や、重要なトレードを明日の午前中に行うことは避けるのが賢明でしょう。




