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日経平均の見通しと投資戦略【2026年7月27日】

各市場の動き2026年7月27日時点
📈株式指標
日経平均(円)
64,931.19
▼ -1,491.41 (-2.25%)
TOPIX(円)
424.30
▲ +6.80 (+1.63%)
グロース市場250(円)
551.00
▲ +8.90 (+1.64%)
💱為替(16:00)
ドル・円
163.73
▼ -0.11 (-0.07%)
ユーロ・円
186.17
▼ -0.22 (-0.12%)
ユーロ・ドル
1.1374
▼ -0.0003 (-0.02%)
🌎海外株式
NYダウ工業株30種(ドル)
52,181.04
▲ +469.39 (+0.91%)
S&P500種
7,416.11
▲ +7.81 (+0.11%)
ナスダック
24,950.475
▼ -187.214 (-0.74%)
🏦 債券・金利
米10年国債(%)
4.653%
▼ -0.050

【市場の見通し】

2026年7月27日の東京株式市場は、続落して始まりそうです。前週末の大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物9月限は日中清算値比270円安の6万4290円で取引を終え、24日の日経平均株価の終値(6万4611円15銭)を320円ほど下回る水準となりました。シカゴ日経平均先物の円建て清算値も大阪の日中清算値比165円安の6万4395円です。前週末の米国市場でダウ平均は反発したものの、半導体株への売りは止まらず、ナスダック総合指数は3日続落しました。東京市場でも指数寄与度の大きい半導体・AI関連の重さが引き続き意識される朝となりそうです。本日の日経平均の予想レンジは6万4000円~6万5000円を想定します。安く始まった後は、明日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見気分が強まり、下値を確かめながらのもみ合いが中心となりそうです。

為替は、ドル円が1ドル=163円台後半と約40年ぶりの円安水準圏で週末を越え、ユーロ円は1ユーロ=186円台前半で推移しています。円安は輸出関連の支えとなる一方、160円を大きく超えた水準だけに為替介入への警戒感が相場の変動要因として残ります。需給面では、FOMCに加えて週後半に日銀金融政策決定会合と米大型テック決算が集中するため、機関投資家の新規の買いは入りにくい地合いです。他方、前週末に対イラン協議再開への動きが報じられてWTI原油先物が89ドル台まで反落し、米長期金利も低下したことは、リスク許容度の面で下値を支える材料になります。悪材料と好材料が交錯するなか、朝方の売り一巡後にどこまで押し目買いが入るかが最初の見どころです。

米国市場はダウが反発する一方、半導体株安が続きナスダックは3日続落しました

前週末24日の米国市場は、ダウ平均が前日比235ドル60セント高の5万1947ドル25セントと3営業日ぶりに反発しました。S&P500は3.68ポイント高の7411.98とほぼ横ばい、ナスダック総合指数は161.87ポイント安の2万4975.82と3日続落し、指数によって明暗が分かれています。SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)は3%を超える下落となり、半導体セクターの弱さが際立ちました。背景には、仲介国パキスタンが米国とイランの協議再開への道筋を模索していると報じられ、中東情勢の緊張緩和期待からWTI原油先物が前日比3.12%安の89.31ドルまで反落したことがあります。原油高一服を受けて米10年債利回りは一時4.65%台まで低下し、株式市場全体の支えとなりました。7月の米総合PMI速報値が53.6、6月の新築住宅販売件数が62.8万戸といずれも市場予想を上回り、米景気の底堅さも確認されています。

個別では、退役軍人省との契約を発表したセールスフォースが4.3%高、IBMが3.7%高とダウを牽引し、今週決算を控えるアップルも3.5%高としっかりでした。一方、半導体はマイクロン・テクノロジーが7.0%安、インテルが7.9%安、サンディスクが10.8%安、AMDが3.3%安と軒並み大幅安で、半導体価格の持続性やAI投資の採算への警戒が引き続き売りを誘っています。東京市場では、東京エレクトロンやアドバンテスト、キオクシアホールディングスといった値がさ半導体株への売り圧力が続きそうで、日経平均の上値を抑える要因になります。ただ、米国で通信サービスやソフトウェアに資金が向かった動きは、24日の東京市場で医薬品や保険、海運が買われた流れと重なります。市場から資金が逃げ出しているのではなく、半導体に偏っていた持ち高をほかへ移す資金循環が日米で同時に進んでいると読み取れる点は、相場の骨格を考えるうえで重要です。

【本日の投資戦略】

本日の焦点は、明日からのFOMCを前にした持ち高調整の度合いです。国内では朝方に6月の企業向けサービス価格指数が発表されるほか、キヤノンとマクニカホールディングスの決算が予定され、今晩の米国では6月耐久財受注と独7月IFO企業景況感指数が控えます。29日にマイクロソフトとメタ、30日にアップルとアマゾン、週後半には日銀会合の結果発表と、相場を大きく動かすイベントが連日続くため、指数寄与度の大きい半導体・AI関連には決算とFOMCをまたぎたくない売りが出やすく、日経平均の重荷になります。逆に、金利上昇メリットのある銀行株や、原油の反落が追い風になりにくい資源株の利益確定など、セクターごとの反応の違いにも注意が必要です。

テクニカル面では、日経平均が75日移動平均線(23日時点で6万4172円)を守れるかが今日の最大のポイントです。7月17日の急落局面では6万2704円まで突っ込んだ後にこの75日線水準で下げ止まり、反発の起点となりました。夜間先物の6万4290円はこの線のわずか100円あまり上に位置しており、寄り付きから支持線攻防が始まる形です。一方、戻りは22日高値の6万7592円で頭を抑えられ、25日移動平均線(同6万8737円)ははるか上にあります。終値で75日線を明確に割り込むようだと、次の下値目標として17日安値の6万2704円が視野に入るため、今日の引け値の位置が今週前半の方向を占う試金石になります。

具体的な行動としては、イベント通過前にポジションを大きく傾けないことを最優先します。押し目買いは75日線に接近する6万4000円近辺までを目安に、打診程度の小さいサイズで臨み、線を割り込んだ場合に備えて逆指値を必ず置いておきたいところです。戻りが6万5000円台に入る場面があれば、戻り待ちの売りや利益確定の目安になります。決算発表を控えた個別銘柄の持ち越しは引き続き避け、FOMCと日銀会合の結果を確認してから本格的に動く姿勢が、材料の集中するこの週の入り口では最も合理的です。

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