CLOSING BELL ・ 2026.09.18
日銀ハト派利上げで日経882円高、TOPIXは反落
日経平均の概況
3 POINTS
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日経平均は882円70銭高の6万5018円95銭と3日続伸。日銀が政策金利を1.25%へ引き上げ、円安が進みました。
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TOPIXは反落し、値上がりは225銘柄中63銘柄。上げは半導体の値がさ株に偏っています。
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次に東京市場が開くのは24日。持ち越す建玉は本日の高値6万5436円57銭を基準に整理します。
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KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
18日の東京市場で日経平均株価は前日比882円70銭高の6万5018円95銭と3日続伸し、終値で6万5000円台を回復するのは10日以来です。一方でTOPIXは3.05ポイント安の4091.14と3日ぶりに反落し、東証グロース市場250指数は19.63ポイント高の808.98と2.49%上昇しました。東証プライムの売買高は28億6228万株、売買代金は10兆3969億円と、8月19日以来およそ1カ月ぶりの大商いです。値上がり511銘柄に対し値下がりは1003銘柄で、値下がりが64%を占めました。10年物国債の利回りは2.985%と前日の2.990%から0.005%低下。為替は16時時点で1ドル156円90銭と、前日午後5時の155円68銭から1円22銭の円安です。
相場を動かしたのは日銀の金融政策決定会合です。昼休み中に政策金利を1.00%から1.25%へ引き上げることが7対2の賛成多数で決まると、0.5%の利上げ提案が出なかったことからハト派的との受け止めが広がり、円安を追い風に後場は先物主導で一時1300円32銭高の6万5436円57銭まで買われました。ただ植田総裁の記者会見と5連休を控え、高値から400円あまり切り下げて引けています。業種別で上昇したのは33業種のうち7業種にとどまり、首位は非鉄金属の2.29%高、最下位は電気・ガス業の2.24%安でした。指数寄与はアドバンテストが436円86銭、東京エレクトロンが215円21銭、キオクシアホールディングスが110円5銭と、この3銘柄で762円分を押し上げています。押し下げ首位はKDDIの19円71銭で、上下の規模がまるで違います。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
前夜の米国市場は、ダウ平均が316ドル14セント高の5万1778ドル4セント、S&P500が85.95ポイント高の7637.76、ナスダック総合指数が439.87ポイント高の2万6418.29と4日ぶりに反発し、SOX指数は353.39ポイント高の1万1599.49と3.14%上昇しました。原油の続落で米10年物国債の利回りが5%を割り込んだことに、エヌビディアの最高経営責任者による強気の半導体需要見通しが重なっています。
今晩の米国は22時15分の8月鉱工業生産と23時の8月景気先行指数だけで、決算の予定はありません。日本時間21時11分時点の12月限先物はダウが125ドル安の5万2095ドル、ナスダック100が54ポイント高の2万9797、大阪取引所の日経平均先物12月限は日中清算値6万5100円に対し夜間取引を6万5330円で始めています。重いのは来週です。東京市場は21日から23日まで休場で、次に開くのは24日。その日には米中首脳会談があり、AIが議題の一つに入るとみられています。22日に2年債、23日に5年債、24日に7年債の入札も並び、5%近辺へ戻した米長期金利の居場所はこの3日間で決まります。
03
今後の投資戦略
同じ東京市場で、日経平均が882円上がった日にTOPIXは3ポイント下がりました。両者の比であるNT倍率は前日の15.67倍から15.89倍へ、1日で0.22上昇しています。9月11日のメジャーSQで建玉が12月限へ移ったあと、この倍率は200日移動平均線の15.66倍まで下がり、日経平均を売ってTOPIXを買う組み合わせが積み上がっていました。本日はそれが逆に振れました。きっかけは利上げが決まった正午前で、後場に膨らんだのは現物ではなく株価指数先物の買いでした。日経平均VIは3.92ポイント低い24.23と13.9%下がり、しかも安値引けです。イベントが終わり、変動への警戒が解けた分だけ指数を担ぐ側は動きやすくなります。夜間取引の先物が現物の終値より311円高い6万5330円で始まったのも、同じ流れの延長にあります。
厄介なのは、日経平均とTOPIXのこの組み替えが本物かどうかを確かめる場が、5営業日先まで無いことです。その間に米中首脳会談と3本の米国債入札が通過し、結果は先物と為替に織り込まれて返ってきます。持ち越す建玉で見る数字は3つです。1つ目は本日の高値6万5436円57銭。24日にここを上回れないなら、本日の上げは日銀通過の一過性だったことになります。2つ目はNT倍率で、15.89倍から15.66倍の側へ戻るなら、指数の上げは続きません。3つ目はドル円で、植田総裁の会見後に一時158円台まで円安が進みましたが、ここから円高へ引き返せば本日の追い風は消えます。アドバンテストは本日1810円上げて3万2050円で引けました。24日の寄り付きがこの値段を下回って始まるなら、本日の882円高はNT倍率の巻き戻しが作った数字だったと見て、半導体から持ち高を減らします。
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同じ東京市場で、日経平均が882円上がった日にTOPIXは3ポイント下がりました。
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厄介なのは、日経平均とTOPIXのこの組み替えが本物かどうかを確かめる場が、5営業日先まで無いことです。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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