OPENING BELL ・ 2026.09.17
FOMCタカ派でも半導体買い戻し、夜間先物6万4250円
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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夜間先物は64,250円。前日比は+410円です。
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2026年9月17日の東京株式市場は、買いが先行して始まりそうです。
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16日の米国市場で、ダウ工業株30種平均は前営業日比631ドル21セント安の5万1461ドル90セントと3日続落しました。
数字だけを、先に確認
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市場の見通し
2026年9月17日の東京株式市場は、買いが先行して始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月限は、日中清算値比410円高の6万4250円で取引を終えました。シカゴ日経平均先物の円建て清算値も、大阪の日中清算値比245円高の6万4085円です。16日の日経平均株価は438円90銭高の6万3923円ちょうどでしたので、夜間の先物はそこから300円あまり上の水準で朝を迎えています。米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想どおり0.25%の利上げを決めました。内容は想定よりタカ派でしたが、決定そのものが読みどおりだったため、日本株には出尽くし感が働きやすい場面です。本日の想定レンジは6万3800円から6万4800円とみています。
気をつけたいのは、買い戻しの原資が限られていることです。21日までのシルバーウイークを控えているため、本日の売買は持ち高を大きく傾ける動きではなく、調整済みの銘柄を買い直すリバランスが中心になりそうです。ドル円はけさが1ドル156円20銭前後で、16日朝の155円15銭に比べて105銭の円安です。ユーロ円は16日朝の179円1銭に対し16日の終値が179円15銭で、ほぼ変わっていません。円安は輸出関連の支えになりますが、この円安はFOMCのタカ派姿勢が生んだドル高の裏側で起きたものです。同じ金利上昇が株式の割高感も強めていますから、為替だけを見て買い上がる場面ではありません。
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ダウは631ドル安でも半導体は続伸、タカ派と受け取られたFOMCの中身
16日の米国市場で、ダウ工業株30種平均は前営業日比631ドル21セント安の5万1461ドル90セントと3日続落しました。S&P500は33.92ポイント安の7551.81、ナスダック総合指数は3.14ポイント安の2万5978.43です。ダウは一時900ドルを超えて下げる場面もありました。売りのきっかけはFOMCです。引き上げ幅は予想どおりの0.25%でしたが、反対票を投じるとみられていたボウマン理事を含めて全会一致での決定となり、同時に公表された政策金利見通しの分布図では、年内さらに1回の追加利上げを見込む委員が多数を占めました。ウォーシュFRB議長は記者会見でインフレへの懸念に言及しています。10月に追加利上げがあるとみる確率は、短期金融市場で50%程度まで上がりました。今回の利上げは2023年7月以来、3年2カ月ぶりです。10年物国債の利回りは0.017%上昇の5.018%で、2007年以来の高い水準が続いています。
3指数がそろって下げた一方で、半導体は逆に買われました。SOX指数は70.56ポイント高の1万1246.11と続伸し、エヌビディアが0.82%高の213ドル90セント、AMDが1.65%高の512ドル50セントです。インテルは4.03%高の101ドル5セントで、SKハイニックスが米国でのメモリー生産について同社と協議していると伝わったことが材料になりました。反対に売られたのは大型のソフトウエアで、マイクロソフトが1.37%安、アマゾン・ドット・コムが0.99%安、セールスフォースは2.00%安です。トラック輸送のJBハントは四半期の途中で利益見通しを示し直したことが嫌気され、13.30%安と急落しました。金利上昇に弱い側が売られ、需給の材料が出た半導体に資金が移った形です。東京市場でも、調整が続いていたアドバンテストや東京エレクトロン、キオクシアホールディングスといった指数への影響が大きい銘柄に、買い戻しが入りやすい並びになっています。
03
本日の投資戦略
日銀の金融政策決定会合が本日から始まります。結果が出るのは明日18日で、利上げそのものは確実視されていますから、値段を動かすのはその先の回数の見通しのほうです。あわせて高市首相が本日、内閣改造に踏み切る見通しと伝わっています。財政や金融をめぐる主要閣僚の顔ぶれが替わるかどうかは、そのまま国内の金利観に跳ね返ります。寄り付き前の8時50分には週間の対外及び対内証券売買契約等の状況が公表され、海外投資家が日本株をどちら側で売買していたかがわかります。海外では20時にイングランド銀行が政策金利を発表し、予想は3.75%の据え置きです。21時30分には米国の9月フィラデルフィア連銀景況指数(予想28.6、前回47.4)と8月の住宅着工件数(予想131.9万件、前回123.9万件)が出ます。国内の経済指標が乏しい日ですので、日経平均を動かすのは政治日程と海外の金利という並びになりそうです。
利上げが決まった夜に、原油と金は反対方向へ動きました。WTI先物は3ドル40セント下げて1バレル102ドル43セントとなり、15日に105ドル83セントまで上げた水準から押し戻されています。一方でニューヨーク金は54ドル70セント高の1トロイオンス4387ドル50セントへ上げました。利上げは金利のつかない金にとって普通は重荷ですから、この組み合わせは素直ではありません。物価の上昇を政策金利で抑えにかかった結果として景気が冷える、という筋のほうを買っている資金があると読むのが自然です。VIX指数が0.51ポイント上げただけの17.71で終えたことも、ダウの631ドル安が恐怖による投げ売りではなかったことを示しています。国内の10年物国債の利回りは15日に3.035%と1996年9月以来の高さをつけ、香港金融管理局はFOMCに合わせて基準金利を4.00%から4.25%へ引き上げました。世界で金利が切り上がる局面で原油が下がり金が上がっているという事実は、明日の日銀会合の受け止め方にも効いてきます。円安が進んでも、原油の下落で輸入物価の上振れが和らぐのであれば、日銀が利上げを急ぐ理由はひとつ減るからです。
買い戻しで始まる日にあらかじめ決めておきたいのは、どこまで戻ったら売り、どこを割ったら手を引くかの2つの値段です。上は夜間取引でいったん6万4720円まで買われており、ボリンジャーバンドの-1σが6万4090円にあります。この2本に挟まれた6万4100円台から6万4700円台が、最初の戻り売りの帯になります。抜けていければ次は25日移動平均線の6万5510円ですが、前日終値6万3923円からは1600円近くあきます。下は夜間取引の安値6万3470円が最初の支えで、その下では9月14日の安値6万2726円18銭とボリンジャーバンドの-2σ6万2680円が50円足らずの幅で重なっています。明日18日の結果を待たずに買いを増やすのであれば、その建玉に限って6万3470円を撤退の線として先に決めておくことです。これが、今夜20時のイングランド銀行と21時30分の米住宅着工件数をまたいで持ち越すための最低条件になります。
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日銀の金融政策決定会合が本日から始まります。
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利上げが決まった夜に、原油と金は反対方向へ動きました。
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買い戻しで始まる日にあらかじめ決めておきたいのは、どこまで戻ったら売り、どこを割ったら手を引くかの2つの値段です。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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