CLOSING BELL ・ 2026.09.16
日経438円高も売買代金は3週間ぶり低水準、買い戻し主導
日経平均の概況
3 POINTS
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日経平均は438円90銭高の6万3923円ちょうどで4日ぶり反発。後場に韓国株高を見た買い戻しで高値引けです。
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東証プライムの67%が上昇する広い反発でしたが、売買代金6兆7075億円は3週間ぶりの低水準にとどまりました。
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押し上げたのは新規の資金ではなく売り方の買い戻し。今晩のFOMCを通すまでは追いかけないのが無難です。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
16日の東京市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、終値は前営業日比438円90銭高の6万3923円ちょうどでした。TOPIXは24.56ポイント高の4061.72と反発、東証グロース市場250指数は17.90ポイント安の771.30と3日ぶりに反落しています。東証プライムの売買高は17億6909万株、売買代金は6兆7075億円で、8月26日以来3週間ぶりの低水準でした。値上がり銘柄は1048、値下がり銘柄は452、変わらずは53です。10年物国債の利回りは0.030%低下の2.998%と、3.0%をわずかに下回りました。為替は16時時点で1ドル154円98銭と、前日16時の154円91銭から7銭の円安です。
値動きは前場と後場ではっきり分かれました。寄り付きは188円3銭高の6万3672円13銭と反発して始まったものの買いは続かず、前引けは88円10銭安の6万3396円ちょうど、安値は6万3209円92銭まであります。流れが変わったのは後場で、韓国総合株価指数が上昇に転じたのを見た売り方の買い戻しが入り、日経平均は引けにかけて上げ幅を広げて高値引けとなりました。業種別では石油・石炭製品が4.62%高で首位、鉱業が3.15%高、繊維業が2.02%高と、原油高の恩恵を受ける側が上位に並びます。下位は医薬品が0.90%安、情報・通信業が0.80%安、空運業が0.70%安でした。指数寄与ではアドバンテストが130円33銭、東京エレクトロンが104円59銭の押し上げと、この2銘柄だけで234円92銭を稼いでいます。反対にソフトバンクグループは77円の押し下げで、値下がり寄与の首位でした。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
前夜15日の米国市場は主要3指数がそろって下落し、ダウ平均は328ドル9セント安の5万2093ドル11セント、S&P500は34.25ポイント安の7585.73、ナスダック総合指数は204.84ポイント安の2万5981.57で引けました。WTI先物が4.38%高の1バレル105ドル83セントへ上げ、米10年物国債の利回りが5.006%へ上昇したことが重荷でしたが、SOX指数だけは44.26ポイント高の1万1175.54と小反発しています。
今晩の主役は指標ではなく会合です。FOMCの結果は日本時間17日の午前3時に判明し、0.25%の利上げが濃厚とみられています。ウォーシュFRB議長の会見は3時30分からです。米長期金利が5%台に居座るかを決めるのは利上げではなく、同時に出る政策金利見通しが12月の追加利上げをどこまで残すかです。市場筋にはその分かれ目をWTI先物に置く見方があり、1バレル100ドルを下回れば年内2回目は遠のくという整理です。指標は21時30分の米8月小売売上高です。大阪取引所の日経平均先物12月限は日中清算値が520円高の6万3840円、19時時点の夜間取引は90円高の6万3930円でした。
03
今後の投資戦略
438円高の高値引けを、買いの強さと読んでよいのでしょうか。中身を見ると、そうとは言い切れません。東証プライムの値上がりは1048銘柄で全体の67%、日経平均採用225銘柄でも値上がり152に対し値下がり70と、上昇は確かに広く行き渡っています。ところが売買代金は6兆7075億円と、8月26日以来3週間ぶりの低さでした。前日15日の7兆4384億円から7300億円あまり減っています。参加者が細った市場で値段だけが上がったわけで、押し上げたのは韓国株高をきっかけにした売り方の買い戻しとみるのが自然です。25日平均の騰落レシオも108.45と、15日の107.63からほとんど動いていません。広がりのある上げなのに過熱を示す数字が出てこないのは、買い戻しが一巡すれば同じ勢いは続かない、ということでもあります。
明日からの2日間は、この需給の話が一度わきに置かれます。17日未明のFOMCと18日の日銀の結果が出るまでは、買い戻しの続きではなく会合の中身が値段を決めるからです。見ておく水準は上下に1つずつです。上は新値三本足の陽転値6万4214円48銭と25日移動平均線のマイナス1シグマ6万4298円85銭で、この80円ほどの帯に9月10日から続く5日移動平均線割れの解消がかかっています。終値で超えられれば、買い戻しが実需の買いに引き継がれたと判断できます。下は終値の107円68銭下にある26週移動平均線6万3817円32銭で、ここを割り込むようなら本日の反発は薄商いの中の一時的なものだったことになります。もう1つ、9月11日に下値の条件として置いた10年物国債の利回り3.000%を、本日2.998%で下回ってきました。10年物国債の利回りが2.998%へ下がった日に銀行業が0.11%安で終わったことのほうを、明日の会合までは重く見ます。
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438円高の高値引けを、買いの強さと読んでよいのでしょうか。
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明日からの2日間は、この需給の話が一度わきに置かれます。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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